ONE PIECEの最強議論の中でも最強候補としてまず名前の挙がる海軍の大将である黄猿。
今回はそんな黄猿について強さや能力を考察していきたいと思います。
※ONE PIECE原作1094話までのネタバレを含みますので注意してください。
海軍大将“黄猿”
海軍において最高戦力である海軍大将。
元も含めると赤犬、青雉、黄猿、藤虎、緑牛と5人の大将が登場していますが、どの大将も桁違いの力を誇っています。
海軍大将級の強さを象徴するシーンとしては
・王下七武海を抜けたばかりのタイミングの黒ひげが赤犬との勝負を避ける
・王下七武海“ドフラミンゴ”が青雉には敵わないと察し、スモーカーの口封じを諦める
・革命軍の参謀長官(No.2)であるサボと互角以上の戦いを繰り広げる
・白ひげ海賊団のNo.2、No.3であるマルコとジョズと互角以上の戦いを繰り広げる
などのシーンがあります。
どれも大物を相手取るにあたって大物が萎縮したり、互角以上に渡り合ったり海軍の最高戦力の名は伊達ではないのがわかります。
海軍大将“黄猿“が強いと言われる所以は黄猿の持つ悪魔の実の能力にあります。
ピカピカの実の能力
数ある悪魔の実の中でも最強の悪魔の実と呼ぶ人も少なくない“ピカピカの実”。
その能力は自分の実態そのものを光に変えるという能力でその実が最強と言われる所以は
・一部の挙動が光となり破壊力、機動力が増す
・実態が光となるため打撃はもちろん斬撃もすり抜けるうえ、音波でバラバラにされても再生し、他のロギアのように明確な弱点も存在しない(例:スナスナの実→水、ゴロゴロの実→ゴム)
・遠距離攻撃にも長け、指先や足から起爆性のあるビームを放てる
・光を集めて剣を作り出すことも可能
などにあり、まさに遠距離でも近距離でも活躍できる作中屈指のチート能力となっています。
黄猿の強さ
悪魔の実の能力は最強クラス。
ただし、それだけでは最強を語れないのがONE PIECEの世界。
ここからは劇場版を含め黄猿が戦ったVSマルコ戦、VSゼファー戦、VS赤髪戦から黄猿の強さを掘り下げていきましょう。
VSマルコ戦
頂上戦争までに海軍大将の見せた戦いと言えば青雉VS麦わらの一味(空島直後)のみであり、海軍大将の本気を引き出せるほどの相手はいませんでした。
また同時に四皇幹部クラスが本気で戦うのも初めての場面であり、どちらが強いのかと胸を躍らせた読者も多いはずです。
いざ戦いを見てみると海軍の最高戦力である海軍大将を相手には四皇幹部と言えど倒し切るには一歩及ばずな印象を私は受けました。
とはいえ当時のルフィのように圧倒されるのではなく、四皇幹部クラスであれば、ぼちぼち戦いになるというONE PIECE界の力関係が明確になった戦いとも言えます。
黄猿とマルコの戦いも発作を起こしかけた白ひげをマルコが一瞬気にかけたことにより隙が生まれて黄猿の一撃を食らってしまいます。
戦闘描写を見ていてもマルコ≦黄猿なのは間違いありません。
↓別記事↓
マルコの強さはキング以上?ビッグ・マムや大将との戦闘描写から読み解く!
VSゼファー戦
映画『ONE PIECE FILM Z(ゼット)』では元海軍大将で現在はNEO海軍という海賊の殲滅を目論む組織のトップであるゼファーと物語冒頭で激突する場面がありました。
そこでゼファーがマルコに対して言っていたのが
ボルサリーノ…
ピカピカの実の能力に頼りすぎるなと俺は忠告したはずだが?
と発言していました。
この発言から察するに黄猿(ボルサリーノ)は昔から悪魔の実の能力に頼って戦ってしまう節があるということです。
戦いの描写を見ているとゼファーも脅威の身体能力で黄猿とほとんど互角戦っていますが、明らかにゼファーが疲弊している描写があり、そのまま戦っていても時間の問題で黄猿に分があるのは明らかでした。
VS“四皇”赤髪のシャンクス戦
ONE PIECE FILM REDにおいては最後赤髪海賊団が海軍に囲まれ海軍側の藤虎と黄猿と睨み合う場面がありました。
ここで明らかになったのは赤髪のシャンクスの覇気に黄猿が冷や汗を流すシーンです。
流石の黄猿と言えどもシャンクスとまともにやり合ってはただでは済まないということでしょう。
五老星が言うように暴れさせると手のつけようがないのがシャンクスということなのでしょう。
シャンクスについては別記事にも考察をまとめています。
↓別記事↓
赤髪のシャンクスが強すぎる!?赤髪海賊団メンバーまとめ!2番手ベン・ベックマンですら海軍大将クラスか!?|ONE PIECE強さ考察
また最近ではワノ国に襲来した緑牛がシャンクスの覇気に当てられて引き返すなど四皇と海軍大将の力関係も明らかになりつつあります。
VS“四皇”麦わらのルフィ戦
エッグヘッドでは四皇となった麦わらのルフィと激突しています。
黄猿の目的はドクターベガパンクの抹殺でありルフィ討伐は目的としていませんでしたが,ベガパンクと仲間を守べくルフィが立ちはだかります。
ギア5にまで覚醒したルフィに対しほとんど互角の激闘を繰り広げた末にルフィのゴムゴムの“白星銃(スターガン)”をモロに受け戦闘不能に陥ってしまいます。
ただしルフィもギア5の反動で動けなくなってしまっていたことから相打ちのような形で激闘は幕を閉じています。
黄猿の弱点
ゼファーの発言や作中の描写からも黄猿が覇気を使っている描写はこれまでほとんどありませんでした。
ともするとピカピカの実の能力が強すぎて覇気の訓練はほとんどしてこなかったのかと思われていました。
頂上決戦でもベックマンに額に銃を向けられただけで身動きが取れなかったことも然り、黄猿の覇気はそんなに強くないのかもしれないと考察していましたが,黄猿が戦桃丸に覇気を教えた師でありルフィの武装色を纏った攻撃を受けきっていたことから能力頼みの戦闘スタイルだけではないことが発覚しました。
カイドウが
覇気だけが全てを凌駕する
覇気の練度もそれなりに高いことが発覚した今,海軍大将としてもその名に恥じない実力者にあるということが言えそうです。
↓他記事↓
・ONE PIECE最強対決!“百獣“のカイドウと“鬼の跡目“バレット戦ったらどっちが強いのか?
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