光月おでんが強すぎる!?その強さは四皇レベル?懸賞金額は30億ベリー後半?戦闘描写や発言から読み取れる強さを徹底考察!

ONE PIECE
引用:ONE PIECE  作:尾田栄一郎 ©️集英社

今回はONE PIECE史上でも特に強者が揃う“ワノ国編”。

その中でも最強クラスとの呼び声も高い『光月おでん』についてその強さの考察をしていこうと思います。

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光月おでん

引用:ONE PIECE  作:尾田栄一郎 ©️集英社

ワノ国を代々治める将軍家一族、その末裔にあたるのが光月おでんです。

当代きっての破天荒な性格でありながらも漢気溢れたおでん。

そんな彼を慕う者も少なくありませんでした。

しかし当時の将軍からしてみれば彼の横行は悩みの種であり目に余るものばかりでした。

将軍の部下によると彼の経歴は

・海へ違法出国を試みた回数38回
・「0歳」の時に乳母を投げ飛ばす
・「2歳」の時に兎を2羽同時に捕獲する俊足を示す
・「4歳」で大岩を投げ熊を撃退
・「6歳」で遊郭に入りびたり城の金を使い込む
・「8歳」で酒の勢いで博徒を相手に大喧嘩
・「9歳」でヤクザ達の“ブラックリスト”に載る
などなどその度に将軍の頭を悩ませてきたのでした。
ついには親子の縁を絶たれ、都から追放されたおでん。
しかしそれすらも彼にとっては「都が自分を持て余しただけ」のことであり、彼は自由に放浪することを決めます。
そんな時にワノ国でも争いが絶えず常に血が流れる“九里”で「最強の怪物」と呼ばれた“アシュラ童子”の噂を聞きつけ強い興味を持ちます。
ついに“アシュラ童子”と相見えた彼は夜通しにも及ぶ戦いの末、“アシュラ童子”を撃退します。
「どうせ見えすいた未来に未練はない。さっさと殺せ。」
どこか人生を諦め投げやりになっているかのような“アシュラ童子”に対しおでんは決意します。この荒くれ共をまとめ上げ、王になろうと。
そして見事に九里をまとめ上げ、絶縁を解かれたおでんは『九里大名』の称号を与えられることになるのでした。

若き日の『白ひげ』そして『ロジャー』との出会い

引用:ONE PIECE  作:尾田栄一郎 ©️集英社

九里大名の称号を与えられたしばらく後ワノ国“九里港”を訪れた若き日の白ひげと出会い、元々出国を夢見ていたおでんは白ひげの船に乗り込むこととなります。
航海を続けるうちに白ひげ海賊団の2番隊隊長を任されることとなるおでん。
その後も世界を巡りますがワノ国を出たことのない彼からすると全ての出来事との出会いが驚くべきものばかりでした。
白ひげ海賊団との航海から4年、そんな時に待っていたのはロジャー海賊団との出会いでした。
ロジャーの一太刀を受け、世の中の広さに驚くおでん。
結局両海賊団の争いは3日3晩にも及んだ末痛み分けとなります。
4日後には両海賊団で宴をする運びとなりますが、そんな中おでんが古代文字を読めることを知ったロジャーは1年の期限付きおでんを借りたいと白ひげに申し出ます。
もちろん「俺から家族を奪おうってのか!!」と激昂する白ひげ。
しかし光月家がなぜ歴史の碑文で書かれたポーネグリフを読めるのか、なぜこのタイミングで歴史を解き明かしたいと願うロジャーと出会ったのかということに運命的なものを感じとったおでんは気がついたら言葉が先に口をついて出ていました。
そうして1年の期限付きでロジャー海賊船に乗り込むことになったのでした。

カイドウとオロチによるワノ国の支配そしておでんの処刑

引用:ONE PIECE  作:尾田栄一郎 ©️集英社

ロジャーの旅を見届けワノ国へと帰り着くこととなったおでんですが、帰りついたおでんを待っていたのはカイドウとオロチにより支配されたワノ国でした。
カイドウとの一騎討ちでカイドウに一太刀を浴びせ、優位に立つことができたかに見えたおでんですが、我が子であるモモの助(実際にはマネマネの実で変装した黒炭ひぐらし)を人質に取られ背後からカイドウに殴られついに敗れてしまいます。
オロチに捕らえられ公開処刑が決定するおでん。
しかし最後の最後まで未来のワノ国を案じ続け、その意思を錦えもんらに託して伝説の幕は閉じるのでした。
しかしおでんの意思は白ひげ同様にいずれ訪れるであろう800年の時を超え、現れるある人物が世界の命運をかけて世界政府に挑むべくために錦えもんらに託されたと言っても過言ではないでしょう。
つまりおでんの意思は錦えもんらに託されることになり、後々『世界の夜明け』のためにも必要なピースと言うわけです。

おでん戦闘描写①“vs白ひげ”

引用:ONE PIECE  作:尾田栄一郎 ©️集英社

それではおでんの戦闘描写からその強さを考察していきたいと思います。
まずはおでんと白ひげの出会い頭のシーンからです。
ここで“おでん”がいかに強者であるかを示す“白ひげ”の発言があります。
元々航海に興味があったおでんは白ひげがワノ国に上陸した際ことを聞きつけ海岸へと駆けつけます。
何者かがこちらに近付きつつあることを感じ取った白ひげはこんな発言を残します。
「おい下がってろお前達…!!何か来るぞ……!!とんでもねェのが……!!」
この当時の白ひげですが、ロジャーと互角に渡り合っている辺り、極めて全盛期に近い程の実力ではないのかと思います。
その白ひげが冷や汗をたらしながら応戦する程の相手。
少なくとも七武海下位クラスでは「おもしれェのが来るぜ。」くらいの反応で終わるのかなと思います。
(以前記事で紹介したように七武海でもトップレベルにあると思われる”鷹の目のミホーク”クラスであれば話は別ですが)
この白ひげの反応から見てもとりあえず七武海以上の実力が確定するのかなと思います。

おでん戦闘描写②“vsロジャー”

引用:ONE PIECE  作:尾田栄一郎 ©️集英社

続いての戦闘描写は伝説の海賊ロジャーとの一戦からです。
白ひげ海賊団の一員としてとある島に上陸するおでん。
しかし上陸する前から島の周りを泳ぐ魚達が飛び跳ね大騒ぎしている異常な光景を目のあたりにするおでん。
船員達は「天変地異」の前触れかと慌てふためき、「怪物でも住んでるのか?」と口にする船員もいます。
それもそのはずその異常な光景の先に待ち受けていたのは後にひとつなぎの財宝を見つけ、海賊王と呼ばれる事になるロジャーの率いる海賊団でした。

“おでん”vs“ロジャー”

島に着くや否やロジャー海賊団に斬りかかるおでん。

ロジャー海賊団の船員をなぎ倒していきます。

そんな様子を見た副船長“冥王レイリー”と“ギャバン”(ちなみにこのギャバンは名前に銅を意味する『コッパー(cooper)』が含まれており“シルバー”ズレイリーに次いでロジャー海賊団の3番手と予想する意見も多いです)はおでんの実力を本物と判断し、早めに止めようと武器を構えます。

そんな2人に対し嬉々とした表情で

「君たちにケガさせるわけにいかん」

と言いながら2人の前に走り出るロジャー。

「自分が戦りてェだけだろ。」と呆れるギャバンとレイリー。

そんなロジャーに「獣の匂い!!」と笑みを浮かべつつ斬りかかるおでん。

迎え撃つロジャーは『神避(かむさり)』という技でおでんを弾き飛ばします。

頭から血を吹き出しつつも何が起きたかわからないという表情で平然と立ち上がり再びロジャーの元へ走り出すおでん。

そこに白ひげが割って入り、2人の戦いは終了してしまいます。

一方的に攻撃を受けて白ひげの介入により強制的に戦闘が終了するこのシーン。

決して不意打ちではないのでロジャーの強さの底は知れませんが、その一撃を受けてなお平然と立ち上がり再度斬りかかろうとするおでんの頑丈さもまた驚きです。

おでん戦闘描写③“vsカイドウ”

続いて見ていきたいのが、おでんがロジャーの航海を見届け、ワノ国へと帰還した後に勃発した百獣海賊団との戦闘からおでんが直接カイドウとぶつかるシーンです。

このシーンはまさにおでんの強さを実直に表しているシーンと言ってもよいでしょう。

カイドウとの直接的なぶつかり合いでおでんは無敵と呼ばれたカイドウを斬りつけダウンさせます。

引用:ONE PIECE  作:尾田栄一郎 ©️集英社

追い詰めたかに思われたおでんですが、ここで黒炭ひぐらしによる邪魔が入り、カイドウの不意打ちを食らってしまいます。

しかしその後の追い討ちが成功していればカイドウを打ち取れていたかに思えます。

ワンピースにおける戦闘描写では圧倒的な戦闘力の差がある場合、ほぼ相手に与えるダメージはノーダメージに近いことが多いです。(ビッグ・マムvsクイーン,最初のルフィvsカイドウ等)

ここでの戦闘はお互いにダメージを与える事に成功していますのでおでんに軍配が上がっていますが、実力的にはおでん≧カイドウくらいでかなり近い実力差なのかなと思います。

しかしおでんとカイドウがぶつかり合ったのは24年前の話であり、おでんが処刑される際カイドウが

「ババアの件は悪かったな。殺しておいた。」

と謝罪した時に

「真面目だな。せいぜい強くなれ。」

と言ったようなやりとりがあるようにカイドウの強さのピークはこれからでしょうから、24年後にルフィが戦う際のカイドウはもっと強くなっていそうです。

おでんの強さは四皇クラス?懸賞金額は?

それでは最後におでんの強さについてまとめていきましょう。

おでんは白ひげ海賊団の2番隊隊長(四皇幹部)ということでおでんの強さをクラス分けするのにまずは四皇、四皇幹部の立ち位置をある程度明確にしないといけません。

白ひげは後に四皇と呼ばれるようになり、新世界に君臨する最強の海賊団の一角と呼ばれるようになります。

その四皇の白ひげ海賊団における2番隊隊長というのは他の四皇海賊団でいうところの百獣海賊団の“三災害”、ビッグ・マム海賊団の“三将星”のように四皇幹部と呼ばれるポジションです。

ここで考えたいのは四皇幹部<四皇という構図が果たして必ずも成立するかというところです。

これで成立するならおでんの実力は、おでん<四皇となります。

ここまでの戦闘描写や関係性から考えれば四皇幹部が個人で四皇に打ち勝つ要素はなく、どうしても四皇幹部<四皇となってしまいます。

しかしここでひとつ比較してみたい戦闘描写があります。

まずは白ひげと同じく四皇の“ビッグ・マム”と百獣海賊団三災害の一人“クイーン”との戦闘描写です。

四皇と四皇幹部の直接対決は初めてだった訳ですが、結果はビッグ・マムの圧勝に終わりました。

ビッグ・マムは記憶を失っており覇気すら使えない状態でしたが、描写から見るとクイーンはまったく歯が立たない様子でした。全体重をかけて行う渾身の“無頼男爆弾(ブラキオボムバ)”もノーダメージでした。

そしておでんとロジャーが初めて対峙した場面。

ロジャーは白ひげのライバルであり、対等に渡り合っている様子もあり、なおかつ海賊王ですから四皇もしくはそれ以上の実力がありそうです。

そんなロジャーとの初対峙の際、ロジャーの神避(かむさり)を受け吹き飛ばされるおでんですが、頭から血を流しつつもほとんどダメージを受けていないような様子で再びロジャーに立ち向かおうとします。

記憶を失った四皇ビッグ・マムに二撃でのされたクイーンと海賊王ロジャーの一撃を食らい何事も無かったように平気で立ち上がるおでん。

四皇幹部としての強さはやはりおでんに分がありそうです。

四皇幹部も百獣海賊団のNo.2“キング”や黒ひげ海賊団の“雨のシリュウ”など数多くのNo.2キャラクターがいますがおでんはその中でもトップクラスの強さを誇ることは間違いなさそうです。

数少ない強者のみ扱える纏う覇王色も扱えるおでん

引用:ONE PIECE      作:尾田栄一郎  ©︎集英社

カイドウと渡り合える一握りの強者に数えられるおでん。

ゾロが渾身の一撃として覇王色を纏い放った“鬼気九刀流阿修羅抜剣(きききゅうとうりゅうあしゅらばっけい)”。

ゾロは

渾身の一撃だぞ……!!

ハァ…ハァ

せめて…倒れて欲しかった…!!

と話して力尽きた後にカイドウが

充分だろう

この傷は残るぜ……!!

と痛みに震えながら話しています。

過去にゾロ同様おでんも“桃源十拳(とうげんとっか)”でカイドウに傷を残しており、僅かな強者のみ扱える纏う覇王色も扱うことができます。

とおでんの白ひげ海賊団でのポジションから読み取れるおでんの真の実力

ではおでんはやはり四皇幹部クラスで四皇未満なのかというと僕は必ずしもそうではないと考えています。

先程も紹介したようにおでんは白ひげ海賊団の2番隊隊長という立ち位置にいます。

そして白ひげからは弟分とも呼ばれています。

ワンピースの尾田栄一郎先生は任侠物が好きなことで知られています。

任侠物における弟分とは兄分とほぼ同等の権利を与えられた者のことで、兄分に認められた者のみ兄分と兄弟盃を交わすことができます。

つまり船長の白ひげから見てもおでんは実力、人としての器の大きさも弟と呼ぶにふさわしいと判断したのでしょう。

マリンフォードでの頂上決戦時のマルコですら白ひげを“おやじ”とよんでいますから、当時の白ひげ海賊団でのおでんの立ち位置は副船長クラスと見て間違いないでしょう。

おでんの懸賞金額は30億ベリー台?

ここまでをまとめるとおでんは四皇幹部トップクラスであり白ひげ海賊団の副船長的な立ち位置にいます。

ここまででいくと四皇幹部≦おでん≦四皇となるのですが、最盛期のロジャーと白ひげを現在の四皇クラスと同じ順列で並べられるかというとそうではないと思っています。

理由として2人の懸賞金額もそうですが、ロジャーの海賊王という立ち位置と、白ひげの海賊王に最も近い男という肩書きからも全盛期の2人は違う次元にいたのではないかと思うからです。

そんな四皇以上の海賊団の副船長クラスであるおでんは四皇レベルに極めて近い実力を誇ってもおかしくないのかなと思います。

筆者の予想ではおでんの懸賞金額は30億ベリー以上40億ベリー未満ではないかと見ています。

これからの展開もますます目が離せないONE PIECE。

今後どのような展開を迎えていくのか楽しみです。

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