※本記事はONE PIECE1081話までのネタバレを含んでいますのでご注意ください。
パンクハザードにて壮絶な死闘を繰り広げた赤犬と青キジ。
片や海軍の総帥で片や黒ひげ海賊団の10番隊船長であることがONE PIECE1081話“黒ひげ海賊団10番船船長クザン”にて発覚しました。
同話ではかつてパンクハザードにて激闘を繰り広げた赤犬と青キジとのやりとりについて青キジ(クザン)の口から語られることになりました。
激闘の行方は右足を失った青キジに対して赤犬は全身傷だらけであれども五体満足であることが発覚しました。
黒ひげ海賊団との会話ではサカズキとの死闘で片足を失ったことを打ち明けるクザンに対して
読者の好奇心を代弁するかのようにバスコ・ショットとアバロ・ピサロが反応しています。
バスコ・ショット:ギャーーー!!
大将同士だとそうなんのかァ!!
アバロ・ピサロ :赤犬は!?
腕の一本でももいでやったか!?
クザン :いや全身傷だらけの筈だがな
右足を失ったクザンに対して傷だらけであるとは言え五体満足のサカズキ。
このことから読み取れる両者の戦闘能力の差について本記事では考察していきたいと思います。
まずは両者の戦闘能力についてまとめていきます。
赤犬(サカズキ)
名前 | サカズキ |
年齢 | 53歳→55歳 |
身長 | 306cm |
悪魔の実の能力 | マグマグの実 |
使用覇気 | 武装色、見聞色 |
現海軍のトップであり元帥。
ONE PIECEの世界において強キャラクター程戦闘に有利な悪魔の実の能力を有している事が多い中、所有する悪魔の実の能力はマグマグの実の能力。
海軍のトップとして大将に君臨するキャラクターの能力は
・マグマグの実
・ピカピカの実
・ヒエヒエの実
・ズシズシの実
・モリモリの実
と作中でもトップクラスの性能を誇る悪魔の実の能力ばかり。
赤犬の持つマグマグの実の能力も四皇幹部白ひげ海賊団の2番隊隊長であるエースが有していたメラメラの実の上位互換の能力であり、四皇幹部クラスの有する能力の上位互換の能力であると言うだけでかなりのインパクトがある。
ハズレの悪魔の実の能力もあるだけにマグマグの実の能力者というだけで作中ではすでにかなりのアドバンテージを保有していることになる。
海軍大将ともなれば実力も四皇に極めて近い実力を誇っていると思われ、頂上戦争時の三大将同士(赤犬、黄猿、青キジ)の実力はかなり肉薄している物と思われる。
そんな中でもやはり赤犬が最もトップに近しいと感じさせる描写が
・三大将の立ち位置で赤犬が常に真ん中ということ
そして頂上戦争での三大将の攻撃を受け止めた相手が
・赤犬→白ひげ
・黄猿→1番隊隊長マルコ
・青キジ→3番隊隊長ジョズ
となっているように赤犬の攻撃は白ひげ海賊団のトップであるエドワード・ニューゲートが直接受けていることからも三大将の実力を比喩しているかのようにも思えます。
そして2年前で四皇入りする前の黒ひげとは言え、赤犬との戦闘を避け逃げ出すなど強力な悪魔の実の能力を二つ有する黒ひげでもタダでは済まないと思わせるだけの実力を持っています。
実力的にも四皇にかなり近いものを持つと言える三大将ですが、四皇との直接対決ではやはり部が悪いようで
- 白ひげの顔面を抉るも顔色一つ変えない白ひげに対し、腹部に痛烈な一撃を喰らい苦悶する赤犬
- 赤犬の攻撃を四皇シャンクスが受け止める
- 映画『ONE PIECE FILM RED』にてシャンクスの本気の覇気に冷や汗を流す黄猿
- ワノ国にてシャンクスの覇気に当てられ逃げ出す緑牛
のように四皇が大将のことを脅かす場面はあれど、四皇が明確に大将との戦闘を避けるなどはありません。
このことからも大将単体では四皇を脅かすほどの脅威にはならない事がわかります。
むしろ四皇幹部クラスでも上位の猛者ともなれば海軍大将とそこそこ渡り合うことは実際には可能と言えそうです。
かなり話がそれましたが、次は青キジの強さに迫っていきます。
青キジ(クザン)
名前 | クザン |
年齢 | 47歳→49歳 |
身長 | 298cm |
悪魔の実の能力 | ヒエヒエの実 |
使用覇気 | 武装色、見聞色 |
元海軍大将青キジことクザン。
所有する悪魔の実の能力はヒエヒエの実の能力で触れたものもしくは自身が飛ばした冷気に触れたものを凍らせる事ができる。
もちろん自身も氷でできた氷人間。
赤犬もそうだがこの手のロギア系の能力者の恐ろしいところは武装色の覇気を持たない場合、触れる事すらままならないということ。
ピカピカの実の能力のように触れることができないだけならまだしもクザンの場合は触れただけで触れた箇所から凍りついてしまうため攻撃もままならない。
以下では作中での強キャラクターとの戦闘を一部紹介する。
VS元王下七武海“ドフラミンゴ”
パンクハザードではスモーカーの口封じをしようとしたドフラミンゴが通りかかったクザンにそれを阻止されている。
このまま一騎打ちになるかと思いきや戦っても無事では済まないと判断したドフラミンゴはクザンとの勝負を避ける。
ドフラミンゴといえば以前の記事でも紹介したように王下七武海でも上位の実力を誇る猛者。
↓以前の記事はこちら↓
ドフラミンゴにとっても簡単にいく相手だった場合口封じを強行したはず。
当時の七武海ローですら簡単に退けるドフラミンゴが勝負を避ける。
それだけクザンの戦闘能力が高いことを示している。
VS四皇“白ひげ“
頂上戦争では白げとの一騎打ちの場面がある。
勝敗がつくには至らなかったが、お互いに一進一退の見応えのある戦闘であったように思う。
“アイスBALL(アイスボール)“を放ち白ひげを凍らせようとする青キジだが、振動である白髭は凍らない。
逆に覇気を纏った鉈での一撃を受けるが、カタクリのように身体を流動させ覇気での一撃を避ける青キジ。
最後はダイヤモンド・ジョズが割って入ることにより戦闘は終了した。
パンクハザードでの決闘
パンクハザードでの決闘について世間で知られている認識は
・およそ10日にも及ぶ死闘
・パンクハザードの天候を変えてしまう程の大喧嘩
・両者の実力はほぼ互角
・両者壮絶な深手を負った
・目の前で立ち上がれなくなった青キジに赤犬が情けをかけた
という内容。
その後青キジの発言で青キジはパンクハザードでの決闘で右足を失っていたことが明らかになり、赤犬は深手こそ負ったものの五体満足であることが明らかになった。
パンクハザードでの決闘は赤犬が有利だったのか?
ヒエヒエの実の氷人間である青キジからしてみればマグマグの実のマグマ人間である赤犬は決して相性が良いとは言えない。
同じ量のマグマと氷があるとして、氷が絶対零度である-273度としても同じ量のマグマを凍らせることはできずマグマが残ると言われているように能力的な相性は
氷<マグマ
と考えられる。
そう考えると相性不利な能力で10日間も持ち堪え、ほぼ互角とまで言わしめたクザンの実力は相当なものではあるが、最終的な軍配はサカズキに上がっている。
能力の相性はあれども右足を失った青キジと深手を負ったものの五体満足の赤犬。
失ったものだけ見れば両者の戦いは痛み分けというレベルではなく、青キジの大敗だったと言っても過言ではなさそう。
戦い自体は10日も続くほどなので、お互いに一進一退の攻防を繰り広げつつもジリ貧で青キジが徐々に追い詰められていくような戦いであった事が予想される。
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