引用:ONE PIECE 254話『夜明曲』より
作:尾田栄一郎 ©️集英社
“神”エネル
初登場はONE PIECE254話の『夜明曲』。
エネルの部下では最高位と思われる四神官の“サトリ”がルフィ、サンジ、ウソップらにようやく倒された後に登場しました。
ルフィ、サンジ、ウソップの3人をもってしてもそこそこ苦戦を強いられたサトリと同じ位の四神官を軽々と弄んだ上での登場。
引用:ONE PIECEより
作:尾田栄一郎 ©️集英社
ただこの時のルフィらと現在のルフィらではそもそもの実力が全然違いますから、四皇ら怪物クラスの猛者たちとの強さを比較する上ではこの時の四神官を吹き飛ばした程度ではなんの参考にもなりません。
その後四神官らエネルの部下を撃退したゾロ、ロビン、“元神“ガンフォール、シャンドラの戦士ワイパーら四人を一斉に相手にします。
圧倒的な力を見せつけガン・フォール、ロビンを一撃で葬り、ゾロさえも手も足も出ない中、一瞬の隙を突いたワイパーの“排撃”を受け、倒されたかに見えましたが、自身の心臓を“ゴロゴロの実”の能力により心臓マッサージし難なく復活。
そしてゾロ、ワイパーらもほとんどダメージを与えることが出来ず倒されてしまいます。
その後いよいよルフィと相対しますが、エネルにとってルフィは最強の挑戦者そのものでした。
ゴムは電気を通さないという性質からエネルの能力(ゴロゴロの実)とルフィの能力(ゴムゴムの実)の相性は極めて最悪であり、エネルにとってルフィは天敵以外の何者でもありません。
しかしそこは最強クラスに位置づけられる悪魔の実の能力だけあり、戦法は電気だけにとどまりません。自身の扱う金属製の槍に電気で熱を持たせ、ルフィにダメージを与えることに成功します。
さらに身体能力と見聞色の覇気も相まってルフィの攻撃を先読みし、能力の相性で大きく遅れを取りつつもルフィと対等以上に渡り合います。
ギリギリまでルフィを追い詰めつつも、最後はルフィの『ゴムゴムの黄金牡丹』によりあえなく散ってしまうのでした。
悪魔の実の能力の中でも最強クラスに値づけられるゴロゴロの実の能力と身体能力の高さ、そして見聞色の覇気使いであることから当時は作中最強クラスにも位置付けられていました。
実際にエネルの強さは下界で言うとどの程度のレベルなのでしょうか?
VSカタクリ
引用:ONE PIECEより
作:尾田栄一郎 ©️集英社
覇王色の覇気、見聞色の覇気、武装色の覇気と全ての覇気をあつかうことができ、見聞色の覇気については鍛えすぎて少し先の未来まで見えると言う規格外の化物。
懸賞金は10億5700万ベリーと作中でも指折りの懸賞金額を誇る。
エネルについてはONE PIECEの作者も
「懸賞金がついたら5億は堅い」
と言われていました。
では実際のところ戦った場合はどの様な結果になるのでしょう。
能力の比較
まずは両者の戦闘における強みを並べてみました。
カタクリ | エネル |
・未来を見通せるレベルの見聞色の覇気 | ・見聞色の覇気(心綱)を使用 |
・モチモチの実の能力を覚醒するレベルに至らせている | ・数ある悪魔の実の能力の中でも最強と謳われるゴロゴロの実の能力者。 |
・見聞色の能力を十分に生かし、攻撃が当たる部位を意図的に形状を変化させて避けるなど能力の扱いにも長けている。 | ・雷の力だけでなく武器に電気で熱を帯びさせるなど能力の扱い方もそれなりに長けており、幅広い戦法を取る事が可能。 |
戦闘能力ではカタクリ優勢か!?
全体的な戦闘能力をまとめると
- 見聞色の覇気 カタクリ>エネル
- 悪魔の実の能力自体の性能 エネル>カタクリ
- その他の覇気の扱い カタクリ>エネル
- 身体能力(打たれ強さ含む) 大きな差はなし
といった感じでしょうか。
1は言うまでもなく覇気の到達レベルが違います。
2は雷の速度で動ける事や能力者自体が雷である事から覇気が使えなければ攻撃するだけで感電してしまいます。最強の悪魔の実の議論の中でもまず上位に上がってくるだけあり、能力自体のチートさは半端ないです。(笑)
3も言うまでもなくエネルが見聞色の覇気を使いこなしている描写はありませんのでカタクリの優勢となりそうです。(使えてたらルフィとの戦い方も変わっていたかも…)
4の身体能力も描写を見ても大きな差はなさそうです。
エネルの能力は強力で雷なので攻撃速度も範囲も驚異ですが、カタクリであればモチを作り出して防ぐ、見聞色でかわすなど雷を防ぐ方法をいくつか持っています。
また、カタクリの悪魔の実の能力は覚醒しているので周囲の物をモチにすることが出来ます。そのモチに武装色を纏い、攻撃も未来を読んだものであるとすれば流石のエネルといえども避けられそうにもありません。
やはりルフィと対峙した時点でのエネルではカタクリに太刀打ちするのは難しそうです。
エネルの強さは王下七武海上位クラス?
エネルの持つ悪魔の実の能力『ゴロゴロの実』の能力は攻撃範囲、攻撃速度、防御能力など、やはり悪魔の実の能力の中でも確かに最強クラスと謳われるだけはあります。
ただやはり覇気の能力的には新世界の猛者たちと渡り歩くまでの域にはいません。
悪魔の実の能力のことは戦闘能力にかなりプラスなると補正してドフラミンゴ辺りの王下七武海上位クラスが妥当なのではないかと考えています。
↓他考察記事↓
そう考えるとONE PIECEの作者の言う懸賞金5億以上というのは妥当なのかもしれません。
四皇幹部でも相性によってはうまく立ち回れそうです。
ジャックなど動きが素早い描写がなく、見聞色に相当長けている相手でなければ『神の裁き(エル・トール)』などでの攻撃範囲は相当なものですからエネルが優位に立ち回れるかもしれません。
引用:ONE PIECE 241話『天の裁き』より
作:尾田栄一郎 ©️集英社