左:百獣海賊団船長『カイドウ』 右:ビッグ・マム海賊団船長『ビッグ・マム』
ONE PIECEより引用 ©️集英社 作:尾田栄一郎
百獣海賊団
新世界に君臨する最強の海賊『四皇』の一人であり、地上最強の生物と称されるカイドウを船長とする海賊団です。
その構成員の多くは、闇のブローカーであり元王下七武海の“ドフラミンゴ”との人造悪魔の実“スマイル”の取引によりゾオン系悪魔の実の能力者が主であるとされます。
その内の最高幹部である3人のことを“三災害”と呼んでいます。
以下ではその三災害の懸賞金及びその能力についてまとめていきます。
火災のキング
『火災のキング』
ONE PIECE ©️集英社 作:尾田栄一郎より引用
能力と強さ
リュウリュウの実モデル『プテラノドン』の能力者。
迫撃において最強とされるゾオン系悪魔の実でありながら、飛行能力も持ち合わせるというチートな悪魔の実の能力者でもあります。
攻め入ってきた『ビッグ・マム』海賊団の船をはたき落としたり、『ビッグ・マム海賊団』の幹部も”キング“の登場に焦る描写があることからその実力の程が伺えます。
戦闘能力もまさに規格外で背中の炎が燃え上がっている間は無敵であり、消えたタイミングだけダメージは入りますがその間はスピードが増すというチート特性の持ち主です。
上記の特性に加え希少な古代種の悪魔の実の力により飛行能力と頑丈さ、更には悪魔の実の能力に頼らずともマグマのような炎を生み出すことができ、最強生物カイドウの右腕と呼ばれるだけはあるほどの最強生物です。
疫災のクイーン
『疫災のクイーン』
ONE PIECE ©️集英社 作:尾田栄一郎より引用
能力と強さ
リュウリュウの実モデル『プテラノドン』の能力者。
ONE PIECE945話にてその能力が明らかとなりましたね。
記憶を失ったビッグマムと激突する場面がありましたが、クイーンはビッグマムに完敗しています。
同じ最高幹部でもやや格上と思われるキングがいるとはいえ描写から見ても四皇とその幹部ではその強さに大きな差がありそうです。しかも記憶を失い覇気や能力を使える描写のないビッグマム。
ビッグマムの戦闘力を100とするとクイーン60くらいの戦闘力になると予想しています。
旱害のジャック
『旱害のジャック』
ONE PIECE ©️集英社 作:尾田栄一郎より引用
能力と強さ
ゾウゾウの実(古代種)の能力者。
その首にかけられた懸賞金額は10億ベリーと四皇“最高幹部”の1人であることに恥じぬ懸賞金額となっています。
カタクリとの強さ比較
懸賞金そのものは強さのみでなく危険度も加味されたうえで決定されるとのことですが、ほぼ同じ懸賞金額のビッグマム海賊団のNo.2カタクリと比較すると性格の凶暴さが目立ちます。
部下のシープスヘッドによるとジャックの通った土地は旱バツでも来たかのように朽ち果てる。
との事でしたが、カタクリは基本的に自身の海賊団や兄弟分にあだなす者に対しては容赦はありませんが、無意味に何かを滅ぼそうとするような思想の持ち主には到底思えません。
ジャックの懸賞金額がその凶暴性も加味された上でのものであれば、ほぼ同じ懸賞金額のカタクリとの強さ比較はカタクリ>>ジャックくらいにはなりそうです。
ビッグ・マム海賊団
グランドライン後半、新世界に君臨する最も海賊王に近いとされる4人の海賊“四皇”ビッグ・マム率いる海賊団。
同じく四皇の黒ひげいわくイカれた海賊。
その構成員は主にビッグ・マムの子供らが幹部として君臨しており、能力者も百獣海賊団に比べてトリッキーなものが多く、パラミシア系のメンバーが多いのが特徴です。
シャーロット・カタクリ
『シャーロット・カタクリ』
ONE PIECEより引用 ©️集英社 作:尾田栄一郎
能力と強さ
グランドライン後半の『新世界』に君臨する4人の大海賊四皇の1人である『ビッグ・マム』の海賊団『ビッグ・マム海賊団』の幹部『三将星』の1人であり、実質NO.2。
戦いにおいては地に背中をつけたことがないといわれており、ビッグマム海賊団のNo.2の名に恥じぬ実力を備えています。
体を餅のようにできるモチモチの実(超人系)の能力者であり、懸賞金は10億5700万ベリー。
その能力は悪魔の実の中でも『覚醒』というステージの域に達しており、周囲のものを餅のようにすることができます。
また、相手の動きを先読みする見聞色の覇気も鍛えすぎて未来が見えるという域まで達しており、ルフィが戦った時点ではルフィにとっては過去最強クラスの敵であったことは間違いないでしょう。
他関連記事
シャーロット・スムージー
『シャーロット・スムージー』
ONE PIECE ©️集英社 作:尾田栄一郎より引用
能力と強さ
触れたものを雑巾のように絞り、水分を奪い取るシボシボの実(超人系)の能力者。
懸賞金は9億3200万ベリー。ビッグ・マム海賊団においては“シャーロット・カタクリ”に次ぐNo.3であると推察される。
戦闘描写については、アニメにて“ジェルマ66”のレイジュの蹴りを受け止める場面が描かれているが、その後は制圧した模様で首を捕らえられたレイジュの描写が描かれている。
それ以外の戦闘描写は描かれていないが、ルフィと同じく超新星のウルージが当時4将星の“スナック”を落とした際に“クラッカー“が動いたことから、単にウルージの実力を見て”クラッカー“で十分と判断された可能性もあるが、戦闘力自体はクラッカーが大きく評価されていて、”スムージー“と”クラッカー“とで大きな差はないのではないかと予想している。
シャーロット・クラッカー
『シャーロット・クラッカー』
ONE PIECE ©️集英社 作:尾田栄一郎より引用
能力と強さ
体からビスケットを生み出せる“ビスビスの実“(超人系)の能力者。
スイート3将星の一角を担う。
ルフィとの戦闘ではナミとの共闘により破れてしまいましたが、元王下七武海七武海の”ドフラミンゴ“を一方的に苦しめた、ギア4ですらやっとのことでクラッカーの作り出したビスケット兵の一体を倒すことができました。
ナミのレインテンポの能力により、ビスケット兵が柔らかくなってしまい、それが決め手となりルフィに追い詰められます。
雨に弱いというのが一つの難点と言えるかもしれませんが、ナミがいなかったら相当苦しい戦いになっていたのは間違いないと思われます。
シャーロット・スナック
『シャーロット・スナック』
ONE PIECE ©️集英社 作:尾田栄一郎より引用
能力と強さ
戦闘描写は一切なく、明らかになっているのは、ルフィと同じく最悪の世代の1人”ウルージ“に敗れたことにより、当時の4将星から外されてしまったということです。
ウルージの強さに関してはともかく、同じく将星である他の幹部と比べると格が一つ下な感じになってしまうのは否めないかと思われます。
むしろシャーロット家の長男であるペロスペローが懸賞金7億であることを考えるとペロスペローと同等レベルくらいの実力なのではないかと推察します。
百獣海賊団とビッグ・マム海賊団はどちらが強いのか?
まずは懸賞金額でそれぞれの幹部を比べてみましょう。
■四将星
シャーロット・カタクリ |
10億5700万ベリー |
シャーロット・スムージー |
9億3200万ベリー |
シャーロット・クラッカー |
8億6000万ベリー |
シャーロット・スナック |
6億0000万ベリー |
合計懸賞金額 |
34億4900万ベリー |
■三災害
キング |
13億9000万ベリー |
クイーン |
13億2000万ベリー |
ジャック |
10億0000万ベリー |
合計懸賞金額 |
37億1000万ベリー |
懸賞金額のみで比較すると百獣海賊団に軍配が上がりそうです。
筆者個人の意見だと
・個々の強さと純粋な攻撃力では百獣海賊団の幹部である“三災害“
・層が暑く能力的にトリッキーな戦い方が可能なのがビッグ・マム海賊団の“四将星“
であると見立てています。
また、懸賞金額は単なる強さのみの指標でなくその危険度や思想、どれだけ人々に危害を加えてきたのかということも加味されるとすると、百獣海賊団の方が荒っぽいイメージは否めません。
また、作中にもゾオン系は変身すると性格が荒っぽくなる描写も描かれています。
実力者も多く、戦うとなると両者じんだいな被害が出ることが予想されますが、紙一重で総じて百獣海賊団に軍配が上がるのではないかと予想しています。