※ONE PIECE原作1088話のネタバレを含んでいますのでご注意ください。
ONE PIECE原作1088話『最後の授業』にてガープ中将が黒ひげ海賊団に囲まれ絶体絶命の場面であることが判明しています。
今話のタイトルも『最後の授業』とガープ中将が殉職することを示唆するかのようなタイトルになっていることからガープ中将が黒ひげ海賊団にやられてしまったのではないかと考える声も多いようです。
今回の記事では
- 海賊島にて起こった事件の振り返り
- ガープ中将が生きている可能性について
考察していきたいと思います。
海賊島での事件
海賊島(ハチノス)とは
『ハチノス』別名“海賊島“はロックス海賊団が結成された因縁の地ともされており、『ハチノス』の由来はつつけば蜂の巣のように次から次へと海賊が湧いてくることからこの呼び名を付けられています。
他の島にはない『海賊島』の名に相応しい全容をしており、島のシンボルともいえるドクロを形取った大岩は“シマシマの実”の能力者アバロ・ピサロによって不気味に動いて喋るようになっています。
また、ドクロの大岩はアバロ・ピサロのシマシマの実の能力によってピサロに視界を共有されており島の監視塔のような役割も担っています。
ロックス海賊団の壊滅後は“王直(おうちょく)”という人物がこの島の元締めを行なっていたようですが、マーシャル・D・ティーチの襲撃を受けその座を奪われたようです。
“王直”という人物についてはセンゴクが以下のように語っています。
センゴク:若き日の“白ひげ”、“ビッグ・マム”、“カイドウ”!!!
奴ら3人は実は昔同じ海賊船に乗っていたんだ………!!
後に名を上げた“ロックス”出身の海賊は他にもいる…
“金獅子(きんじし)”、“銀斧(ぎんぷ)”、“キャプテン・ジョン”、“王直(おうちょく)”
“白ひげ”、“ビッグ・マム”、“カイドウ”のビッグネームの後に
「他にもいる」
と後付けされるように説明されていることから後に四皇となったこの3者よりやや劣っているかのような印象を受けますが、“金獅子”ら大物海賊に並んで紹介されていることから“王直”自身時代を象徴するトップクラスの海賊であったであろうことは間違いありません。
ロックス→王直→ティーチと元締めが受け継がれてきたのが海賊島です。
黒ひげ海賊団VSガープ
人質となったコビーを救うため、ガープ中将は軍艦と部下を引き連れ海賊島に訪れています。
そこで島に残っていた黒ひげ海賊団と激突しますが、コビーを庇った事により、黒ひげ海賊団2二番船船長”シリュウ”に腹部を貫かれ重症を負ってしまいます。
この時黒ひげ海賊団のモブキャラが
鉄のガープを刺したぞォ!!!
と話していることから腹部を武装色で防御したようですが、シリュウの突きにより腹部を貫かれてしまったようです。
鋭利な刀であるとはいえガープの武装色を貫くあたり、シリュウの武装色も相当洗練されていると取れそうです。
腹部を貫かれたガープは弱りながらもコビーらと軍艦を無事島から出航させることに成功しますが、ガープ自身は腹部をクザンの氷に貫かれ、黒ひげ海賊団に取り囲まれた状態が最後に描写され消息不明となってしまいます。
シリュウに腹部を貫かれ青キジの氷のヤリの様なもので腹部を貫かれているガープ。
さらに周りは黒ひげ海賊団に取り囲まれています。
かなり絶望的な状況ですが今回ガープが生きている可能性があるとすれば黒ひげ海賊団の中でもクザンが鍵になってくると考えています。
ガープが生きている可能性について
クザンはサウロを凍結するのに使用したのと同じ技をガープに使用した?
青キジといえば以前バスターコールの際にハグワール・D・サウロを氷づけにしながらも後にサウロは生かされていたことがベガパンクの発言によりほぼ確実なものになっています。
クザンがサウロを氷づけにするときに使用していた技名が『アイスタイムカプセル』。
そしてルフィとの一騎打ちでルフィを凍らせた技名が『アイスタイム』。
タイムカプセルと言えば“大切なものを未来へ保存“する時に使用します。
単純にアイスタイムの投擲技であるがために技名が異なる可能性もありますが、アイスタイムカプセルが“大切なものを未来へと運ぶ技”であるとすれば技の用途そのものが違うということになってきます。
ガープに使用した技が同じ技であるかは分かりませんが、この1088話でガープが何度も“未来“というワードを口にしているのと青キジにとって恩師である“ガープ”は大切なものに他なりません。
クザンの氷柱がシリュウの刺し傷の止血とも取れる?
ガープは腹部をシリュウに貫かれています。
やや位置的に左胸部を貫いているようにも思えますが、この氷柱がシリュウから受けた傷の止血であると考える声もあるようです。
仮に氷柱の位置が刺し傷の部分ではなかったとしても氷づけにしてしまえば確かに止血は可能ではあります。
クザンの能力であれば黒ひげを出し抜くことも可能
クザンがガープを助けているとすれば二つの理由が考えられます。
①黒ひげ海賊団には何らかの目的があって潜入しているだけで後に黒ひげを裏切る可能性
②情により恩師を殺すことができなかった
①についても十分にあり得そうですが、ガープに甘さを指摘されていたことから②も可能性として十分に考えられます。
またクザンには黒ひげを出し抜く為の能力もあり、ガープの氷人形をダミーとして作り、ガープ本体と挿げ替えることやいざとなってもガープを守りながら戦うもしくはガープの回復を待って謀反するだけの力は十分にあると考えます。
ガープを見つめるクザンの表情
倒れたガープを見つめるクザンの表情は目元がわからないようになっています。
クザンのキャラクターを考えればこういった場面で泣き喚くようなキャラでもなく恩師の死ということであれば自然な描写であるとも取れますが、表情をあえてわからなくするというのは漫画でもキャラクターに何か企みがある場面でよく使われます。
この場合であれば
・恩師の死を悲しむクザン
・何かを企てているクザン
どちらの可能性も考えられます。
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