ワノ国編で驚異的な成長を遂げた麦わらの一味の面々。
その中で今後も一味の両翼としての活躍が期待されるサンジについてスポットを当てて考察していきたいと思います。
今回サンジは、ワノ国編でレイドスーツを着たことで体に変化が起こり、外骨格の発現などジェルマの血統因子により圧倒的な力を手にしました。
同じく一味の両翼であるゾロは覇王色を覚醒させ現在覇気の扱いについてはルフィに次いでいます。
一味の両翼としてゾロ同様、サンジにも覇王色の覇気の覚醒はあるのか。
そのことについて今回は考察していきたいと思います。
覇王色の覇気
強者だけが使用できるこの覇気。
使用できる者も数百万に一人というくらい稀なものです。
敵を威圧させ気絶させるというこの技ですが、こればかりはいくら強い人物でも全員が使用できるものではありません。
また最近では覇王色を纏わせて攻撃に転じることも可能であることがわかっており、覇王色を持つ猛者の中でもさらに上位の者達がこれをやってのけます。
覇王色同士が激突すると辺り一体に衝撃が走ります。
現在使用できるキャラクターはそのほとんどが実力者ばかりですが、最近ではゾロも覇王色の覇気を所有していると思わせる描写が多数あります。
ではここで一度現在使用できるキャラクターについてまとめてみました。
- モンキー・D・ルフィ
- ポートガス・D・エース
- シルバーズ・レイリー
- シャンクス
- エドワード・ニューゲート
- ゴール・D・ロジャー
- センゴク
- シャーロット・リンリン
- シャーロット・カタクリ
- ビッグマム
- カイドウ
- キング
- ダグラス・バレット
- ドンキホーテ・ドフラミンゴ
- ユースタス・キッド
- 光月おでん
- 首領・チンジャオ
- ボア・ハンコック
- センゴク
- モンキー・D・ガープ
- ※ベン・ベックマン※
- ロロノア・ゾロ
※アニメONE PIECE FILM REDにて山賊を覇王色らしい技で威圧ルル場面があるが未確定
これだけの錚々たるメンツ。
ゾロに関しては対キング戦で更に1段階上の覇王色を纏うまでに至っていると見て間違いなさそうです。
サンジの覇王色の覇気について
サンジの覇王色覚醒について触れる前にサンジ同様一味の両翼であるゾロについて少し触れていきたいと思います。
ゾロはこれまで度々覇王色の覇気がある片鱗を見せていました。
読者からもゾロは覇王色の持ち主だと言われていましたが、ついにワノ国編で覚醒。
つまりゾロに関しては、以前より匂わせていたと言えます。
ではサンジの場合はどうでしょうか?
例えばゾロですとカイドウとの戦いで覇王色の覇気を見せたわけですが、それ以前からも度々覇王色の覇気と言えないまでも気迫が尋常ではない描写が見えました。
アーロン編でもアーロンが警戒するほどの気迫を見せていました。
しかしながらサンジはそんな場面がなかったように思います。
だとすればサンジの覇王色は絶対にないのでは?
そう感じてしまいますが、そうとも言い切れません。
それにはある理由があるのですが、そのことについては次に説明していきます。
麦わらの一味の“両翼“サンジ
ワノ国編で明らかとなったのは、サンジがルフィにとって両翼だということです。
これは1020話で明らかになったことですが、ロビンがサンジについて「彼こそ海賊王の両翼にふさわしい男」だと表現していました。
以前より麦わらの一味No.1はルフィ、それに続いてゾロ、サンジといった位置付けでした。
さらに言うと、サンジはいつも敵のNo.3の相手をしています。
一番わかりやすい例で言うと、CP-9編です。
例え死んでも女は蹴らんという騎士道を掲げるサンジは、一度カリファに敗北してしまいました。
これはサンジが弱いということではなく、蹴れなかったので負けたということです。
そして続けて戦ったのがジャブラ。
彼は、CP-9の力量を測るために使用された「道力」という強さを数値化したもので、3番目に強かった人物です。
この他にもアラバスタ編では組織のNo.3であるボンクレーや、今回のクイーン。
これらを相手にしているのが全てサンジでした。
ですのでゾロよりは下なのかなという印象が強かったのではないでしょうか。
しかしワノ国編で敢えて両翼と表現してきたのには何か理由があるように感じます。
ゾロとサンジは同等の実力だというようにも捉えられるような気がしますね。
これまでのサンジとゾロの関係を見ると、ルフィを支える同等の実力を持ったクルーとして認識されていると思います。
しかし、新世界編に入ってからというものゾロの活躍が目まぐるしくサンジの強さがあまり感じられなかったかもしれません。
もしそうだとすれば、同様にサンジも覇王色の覇気を発動させられる可能性があります。
ではどのように発動させるか、そちらを考えていきます。
ジェルマの血統因子
サンジの出身はヴィンスモーク家。こちらの一族は王族で、あのレヴェリーの参加も認められています。
そして今回、覇王色の覇気の覚醒として一番考えられるのは血統因子です。
サンジの兄弟はこの血統因子により、特殊な力を手にしています。
ただ、その代償として感情を失いました。
またSMILEにもこの血統因子というのはあり、代償としては笑う以外の感情は全て失ってしまったということが挙げられます。
そんな血統因子がサンジにも起こったのではないかということが、クイーン戦でわかりました。
ジェルマが開発したレイドスーツ。
これを2度着たサンジは体に異変が起こり、クイーンが攻撃するもすぐさま回復し、クイーンの剣を頭で受け止め折ってしまう描写もありました。
そしてサンジのトレードマークである眉毛についても、ジェルマの兄弟同様の眉毛の形をしていました。
このことから読者の間では、ジェルマの真の実験成功者はサンジだったのではないかという予測がされたのです。
実際に、クイーンはサンジの悪魔風脚(ディアブルジャンブ)について
「人間が燃えるか」と発言していました。
我々読者の多くもこれについては、確かにそうだと思ったことでしょう。
今まではクルクル回転し、尋常ではない回転率で摩擦で燃えているのではないか、そう思っていました。
しかし、今にして思えばこれこそが血統因子で出来たものと思えるのではないでしょうか。
レイドスーツが起爆剤となり、サンジの中の血統因子を目覚めさせたと考えられます。
以上を踏まえると、サンジはこれから覚醒し覇王色の覇気も覚醒する可能性があるのではないかということです。
このように考えると、生まれ持った資質で覇王色の覇気を所有できるということだけではなく、血統因子からも覇王色の覇気を所有することも可能だと考えられます。
ではその覇王色の覇気が目覚めるきっかけは何なのか、考察していきます。
覇王色の覇気の覚醒パターン
サンジが覇王色の覇気に目覚めるきっかけは何か。
これまでの覇王色の覇気が目覚めたキャラクターたちの共通点として、全員最初は無意識だったということが挙げられます。
ゾロが初めて覇王色の覇気を発現させたのはパンクハザードでのモネとの戦いですが、これはおそらく無自覚であると思われます。
ルフィに関しても、レイリーの修行を受ける以前は無意識の内に覇王色の覇気を発現させていました。
つまり無意識から意識的に使用するという流れが通常の流れだと思われます。
ということはサンジはできない?
そう考えられますよね。
ただ彼の違う点については、血統因子で誕生した人間の可能性が高いということ。
ですので覚醒するのは通常とは違うパターンの可能性があるわけです、
例えば覚醒したのであれば、科学的に覇王色の覇気を所有できるのではないかと考えられます。
仮に覇王色の覇気を覚醒できなくても、それに似た能力を科学でできるのではないかとも考えることができます。
ここまで説明してきましたが、覇王色の覇気を持つ可能性があるという考えについてはゾロの存在がやはり大きいです。
サンジとゾロはいつも張り合うような場面が度々描写されています。
先ほど言った、両翼と呼ばれる二人は力の差が大きく開くとは考えづらいのではないでしょうか?
今回ワノ国編でゾロは覇王色の覇気、サンジは血統因子による覚醒。
二人とも成長を遂げたわけですが、ゾロ同様サンジにも覇王色の覚醒があってもいいのかなと思いました。(覇王色の覇気に限らず覇気に関してはゾロが武装色特化、サンジは見聞色特化なのでサンジもカタクリのように未来を予見できるレベルにまでは覚醒するかも)
今後サンジがどのように成長していくのか要注目です。