後味の悪さを金に変えたンだ。受け入れろ。それが俺たちの仕事だ。|『闇金ウシジマくん』の名言よりお仕事に対する姿勢を学ぶ

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闇金ウシジマくん
『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

今回は闇金ウシジマくんより仕事に対する価値観を学びたいと思います。

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闇金ウシジマくん

『闇金ウシジマくん』は10日で5割,通称トゴの違法金利で融資を行なっている闇金業者「カウカウファイナンス」の社長こと牛嶋馨を中心にその債務者たちの人生を描いた作品です。

作中には闇金にまで手を染めざるを得なくなった債務者たちが多数登場し,行き詰まった債務者たちの現実や人生の過酷さ,苦しみなどをよりダークに描いています。

作中には現実を知ってやむなく闇金の債務者にならざるを得なかった者たちの心情を繊細に描写しており,見ているこちらも不快感を覚えることもしばしばあります。

それぞれ事情は異なるものの,ほとんどが金に溺れることになる債務者側から見た人生の過酷さを教えてくれる発言や,人生を見透かしたかのような主人公の丑嶋馨の名言もこの作品の見どころの一つです。

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サラリーマンくん編

物語の中心人物となる小堀豊は医療機器メーカーに勤めるサラリーマン。

彼は常日頃から上司のパワハラに遭い,自分より営業成績の良い部下からも虐げられるような日々を過ごしていた。

過度な労働時間と仕事のストレスから休みの日は寝て過ごすこともしばしばだが,そんな様子を見た妻の結子からも邪険にされるような日々を過ごしていた。

一方,唯一本音を言い合える別部署の同期社員である板橋も重なる借金に悩み,退屈で先のない仕事に生きがいを見失っていた。

板橋は自身にとってもなんでも言い合える存在の小堀に借金で苦しくなる度に金を貸りてはそれを闇金の返済に当てたりキャバクラや闇スロットで溶かす生活を繰り返していた。

生活で追い詰められていた小堀はそんな板橋にうんざりしてしまい,いつものように金を貸してくれとせびる板橋に手元にある全財産9万円を手渡し,もう連絡してくるなと伝える。

板橋はそれを知らないが,唯一の親友と縁を切らなくてはいけない小堀の目からはひそかに涙がこぼれていた。

『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

そんな小堀とは裏腹に小堀にでかい顔をされたと思い,板橋は小堀を恨み始める。

ついに親友の小堀まで失った板橋に丑嶋から連絡が入る。

その内容は借金に困っている板橋に小遣い稼ぎをしてみないか。

というような内容だった。

その内容は板橋に国民起業支援公庫に嘘の事業資金の融資を申し込み,詐欺罪に当てはまらない3回の返済をしたらバックれるというような内容だった。

恐る恐るその話に乗る板橋だが,申請には連帯保証人が必要だと言う。

自分が堕ちる時はお前も道連れにしてやると小堀の名前を書き込む板橋。

『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

しかし事業資金の返済に板橋が応じなかったことにより何も知らない小堀の元に事業返済の請求が行ってしまう。

丑嶋からは小堀にも事業返済の借金返済の請求については無視するように伝えろとされていた板橋だが,本人に無断で名義を借りてしまっていた板橋にそんなことをできるはずがなかった。

しかし丑嶋から多重債務者を親友愛信用金庫の鯖野(さばの)の元に流し,企業資金の一部を利益として受け取っていたヤクザの它貫(たぬき)はその一件により親友愛信用金庫のしのぎを潰されたと怒りをあらわにする。

追い詰められた板橋は丑嶋から小堀を呼び出し,小堀に自分の働く会社からの取り込み詐欺をさせるように言われる。

もはや板橋の生き残る道はそれしか用意されていないと。

しかし,一度縁を切られ更には勝手に名義を使い借金の連帯保証人にしてしまった小堀が板橋の元に来てくれるはずがない。

『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

小堀を公園に呼び出す板橋だが,小堀が来るはずもないと思いながらも公園で待ち続ける板橋。

しかしそんな元に小堀は現れた。一枚の写真を持って。

その写真は10年前に同じ会社に入社し,希望に満ち溢れていた頃の板橋の写真だった。

『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

自分のことを怒ってないのかと聞く板橋。

それにお前も大変だったんだろ。

と理解を示す小堀。

そしてぽつりと話し始める小堀。

板橋,この頃,お前よくガンバってたよな

なあ板橋,褒められるのって重要だよな。

俺,最近,後輩に仕事で褒められてすごくうれしかったよ。

ああ…そうか。

俺は他人に褒められたの何年前かな?

中学校の頃は成績がよくってさ,大学卒業して精和医療に入社するまでは,ずっと褒められてたなァ…

会社に入ると褒められるコトないもんな。

子供は毎日褒められてるから,なんでも一生懸命出来るンだろうな。

            『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

そう話す小堀にあーそうかもな。

と共感しつつも俺も会社で褒められるのに必死だったよ。

と話し,それがいつの間にか退屈で先のない仕事に生きがいを見失って彷徨っていたと板橋。

そんな板橋に続けて小堀は続けて話す。

一生懸命が報われない社会でも,サラリーマンは粛々と仕事をすればそれでイイ。

コツコツ働いて家族を養えればそれでイイと思うんだ……

            『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

そして10年前の写真を手渡す小堀。

そして何か用事があったのではないかと小堀が聞くと

いや,何でもない

お前が来てくれたからそれでイイ。

            『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

そう言って去っていく板橋。

イイのか板橋?と聞く丑嶋に板橋はこれ以上自分を嫌いになりたくない。と話す板橋。

本当に大丈夫か。何か変だぞ。

と心配し,追いかけて来る小堀に板橋は10年前のようにおちゃらけて見せる。

『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

後味の悪さを金に変えたンだ。受け入れろ。それが俺たちの仕事だ。

『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

後味が悪く胸が空いてしまったような感覚のマサル。

後日,小堀を町で見かけたマサルは気分が落ち込んでしまったと話す。

そんなマサルに丑嶋は

後味の悪さを金に変えたンだ。受け入れろ。それが俺たちの仕事だ。

            『闇金ウシジマくん』 ©︎小学館 原作:真鍋昌平

とぽつりと話す。

今回の名言から学びたいこと

サラリーマンくん編では仕事に矛盾や報われなさを感じていても必死に働き,答えを見つけた小堀の様子が描かれていました。

それに反応し,後追いするように丑嶋の持論が展開されていました。

仕事をする上では矛盾や報われなさを感じてしまうこともありますが,その嫌な気持ちや時間をお金に変えていると考えると少し楽になるような気もしますね?

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