引用:南勝久(ザ・ファブル 第36話『SEXのお話…』より 佐藤明)
今回の名言は実写版映画も公開された『ザ・ファブル』より引用しました。
物語は暗殺のプロとして裏社会の伝説であり、寓話とも捉えられている伝説の暗殺者、『ファブル』の物語です。
『ファブル』
『ファブル』という名前は裏社会でその存在を恐れた者たちが付けた呼び名です。
暗殺者としてその技術があまりに伝説的すぎて、寓話(ファブル)とまで呼ばれ、闇社会では作り話とされていました。
その暗殺の技術は突出しており、作中中盤で対立することとなる暗殺者の“鈴木”曰く
「暗殺にオリンピックがあれば間違いなく優勝だろうよ。」
とまで言わしめる程です。
作中でも自身の体の訛りから山籠りする場面もあり、対峙した熊を撃退したり、ヘビをさばいて焼いて食べるなど生き残るための知恵もさながら一般人とはかけ離れた様子が描かれています。
絶対に殺してはいけない殺し屋
日々暗殺者として暗躍し続ける彼はとある理由から一年間暗殺業を離れ、一般人として過ごすこととなります。
一般人にもプロとして違和感のないように溶け込もうとする彼ですが、暗殺業とのギャップから徐々にその日々を楽しむようになります。
ついには広告会社で時給800円で働くことになりますが、そんな日々も彼にとってはとても新鮮であり楽しいものでした。
しかし同じく佐藤明と暗殺者のバディを組んでいた妹の『佐藤ヨウコ』は一般人としての生活に楽しみを見出せずにいました。
貸家の屋上で七輪でサンマを焼く明。そんな明に対しサンマなんか焼いてないで一緒に街へ遊びに行こうとせがむヨウコ。
そんなヨウコに対し明は
「オレは今晩サンマ食いながらジャッカルのドラマを観る!明日も仕事やしーーー」
と言います。
そんな明に対しヨウコは
「明日も仕事やしーーーって普通の人みたい〜〜〜。つまんなーい!!」
そんなヨウコにも仕事をすることは楽しいことだと勧める明ですが、ヨウコは「めんどくさいもーん」と否定します。
そんなヨウコに対し明は
「一年なんかあっとゆう間やぞ
俺は今のうちにーーーー
昨日と変わらない今日を満喫したい
時間がゆっくり過ぎるこの感覚は好きだーーー」
と話します。
今回の名言から学ぶこと
彼にとっては昨日と異なる明日が来るのが当たり前であり、いつ命を落としてもおかしくない状況下で過ごしていた彼だからこそ、普通に働き過ごすことがこの上なく楽しいことで、幸せでもあったのですね。
日々忙しくて忘れがちになることですが、当たり前のように昨日と同じ今日が訪れることに感謝しながら1日を大切に過ごしていきたいですね。
↓初回特典の600ptにてファブル1冊を読むことができます。是非お試しください。
※本ページの情報は2019年8月時点のものです。
最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。
コメント