『進撃の巨人』ケニー・アッカーマン最期の瞬間
『進撃の巨人』 出版社: 講談社 作者:諫山創 より引用
皆さんこんにちは。本日は引き続き進撃の巨人より名言を引用しました。
世の中何かとストレスが溜まり大変ですよね。そんな僕も常日頃ストレスを感じて投げ出したい毎日です。(笑)
そんなストレス社会ですが何かに酔って生きている人も多いはずです。お酒、趣味、夢。普通に生活しているつもりでもなにか心の支えになるようなものが皆さんにもありますよね。
セリフ自体は力を末永く欲していたアッカーマン家の末裔であるケニー・アッカーマンの口から出たセリフです。ケニーの家系であるアッカーマン家は古くから王の一族であるレイス家より迫害を受けており、ケニーは一族の恨みという名目でその末裔であるウーリ・レイスの命を狙います。
しかし、巨人の力を持つウーリにより、捕まり終わりを覚悟したケニーですが、過去にアッカーマン家を迫害していた自身の家系に負い目を感じ、自身ににその資格がないととどめを刺すことをせず、逆に頭を下げてきたウーリに対して、力が絶対的に正義であった彼の中にあった何かが揺らぎます。
しかし、自分の中で揺らいだもののその正体が何なのか理解に及ばない彼は、自身も同じような景色が見たいと思い、王の元に下ります。そんな彼も死ぬ間際に共に機動部隊を組んでいたメンバーとの間に知らぬ間に築かれていたそれがまさに王の見ていた景色であったことに気付いてどこか嬉しそうでもあり寂しそうでもある様子で息を引き取ります。
最終的に一番強いと思っていた王でさえもそれに酔っていた事に対してどこか嘆くようにして言い放った名言です。この言葉自体にも深みがありケニーというキャラクターの生き様こそ作者からのなんらかのメッセージであるようにも感じますね。
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