作中屈指の人気キャラクターであり、男女問わずファンの多いマキマ。
マキマは「チェンソーマン第一部」のボスとも言えるべき存在であり、内閣総理大臣との契約でマキマの死は適当な日本国民の死に置換されることもあり作中では何度倒されてもすぐさま復活する不死身の存在でした。
そんなマキマですが、チェンソーマン第96話「こんな味」にてデンジがこの世から葬ることに成功しています。
- 今回の記事ではデンジがなぜマキマを葬ることができたのか。
そして
- マキマがどのようにして銃の悪魔を倒して早川アキを銃の魔人に変えたのか
について考察していきたいと思います。
マキマ
公安対魔特異4課のリーダーであり、内閣官房長官直属のデビルハンター。
趣味は映画鑑賞。
美人でスタイルもいいことからアキやデンジのように憧れを持つハンターが多い一方、彼女の正体を死る岸辺からは警戒の対象となっています。
また魔人であるパワーに関してはマキマに対して畏怖の念を抱いておりこのことからパワーのマキマに対する闘争心は完全に折られており、いかにマキマが血の魔人であるパワーより格上の存在であるかを物語っています。
剣術にも長けているようであり、作中では相手に切られたことを悟られないほどの素早い斬撃を繰り出しています。
作中ではデビルハンターを指揮する立場としてカリスマ性に優れ、優れた判断力と統率力を発揮するマキマ。
美人でカリスマ性にも優れ、指揮官としても敏腕を振るう姿からは早川アキや他のデビルハンターからも尊敬の眼差しを向けられる理由も大いにわかります。
ちなみにデンジがマキマに求めているのは恋愛感情ではなく母性であったそうで“マキマ“の中のキを切ると“ママ”になるというマキマの名前の由来がジャンプフェスタ2021にて明らかになっています。
支配の悪魔
優れたカリスマ性と統率力、判断力で優れた指揮官とも言えるマキマ。
しかし彼女の本当の姿は人智を超えた力を行使する「支配の悪魔」でした。
デビルハンターの巣窟でもある対魔2課の訓練施設を軽々突破し、“暴力の魔人“を以て
「俺達よりずっと強い」
と言わしめたレゼですら、
「マキマからは逃げられない」
と話していたことからマキマの存在が悪魔としていかに強大なものかを推し量ることができます。
マキマ(支配の悪魔)の能力は自分より下であると認識したものを掌握する力であり、掌握したのが人であればその人間が契約している悪魔の能力ですら使用することができます。
作中で使用した能力
作中で明らかになったマキマの能力は
- 小動物を支配。それによる盗聴も可能
- 他者の身体を操る
- 相手の記憶改竄または暗示
- 契約相手の使役している悪魔の能力使用
- 他者の思考能力を放棄させ操る
などがあります。
加えてマキマには使役している悪魔の力も使用できるため作中では蜘蛛の悪魔のワープ能力、天使の悪魔の使用する相手の寿命の武器化なども使用できます。
時間をかけ、支配を広げていけば一体どれだけの能力を使用できるようになるのか想像もつきません。
さらにはマキマは内閣総理大臣との契約でマキマに対しての攻撃による死は適当な日本国民の死と置き換えられることになっているため、マキマを倒すには日本国民の総数である1億3000万の残機を減らすことが必要です。
これがあまりにも途方もない数であるためマキマを正攻法で倒すのは不可能と言えるでしょう。
ここまでの能力を見ると果たして倒すことがそもそも可能なのか疑問になってきます。
そんな一見無敵とも取れるマキマですがとある方法によりデンジはマキマを撃退することに成功します。
マキマはなぜ死んだのか?
デンジがマキマを倒せた理由は第97話「愛・ラブ・チェンソー」にてデンジと岸辺の会話から明らかになります。
マキマを細かくバラバラにして調理して食べたデンジとそれを手配した岸辺の会話は以下のようなものです。
デンジ:全部食いました
オレん腹からも便所からもマキマさんは復活し
ませんでしたよ
岸辺 :…みたいだな
マキマに攻撃は通じない……
それをどうして殺すことができたのか……
デンジ:俺はマキマさんを傷つけるつもりなんてないんです
そう本気で思ってるんすよ
俺はマキマさんを食べて一つになった…
攻撃じゃない
愛ですよ愛
岸辺 :契約内容か認識の問題をたまたま上手く
つけたんだろうな
マキマは以前このように話しています。
内閣総理大臣との契約により私への攻撃は適当な日本国民の病気や事故に変換されます。
このことからマキマと内閣総理大臣との契約ではあくまでも
「マキマへの攻撃」
によるものが契約発動のトリガーになります。
それをデンジが話すようにデンジがマキマを食べたのは攻撃によるものではなくデンジ本人が愛と認識していたから契約発動には至らなかったのではないかと思います。