※以下各作品のネタバレが含まれていますのでご注意ください。
『呪術廻戦』に登場する現代最強の呪術師であり、その誕生により世界の均衡が変わり、世界各地の呪霊の力が増したとまで言われている規格外の呪術師“五条悟“。
一方、『チェンソーマン』に登場する悪魔でその死は日本国民の一人の死と置き換わるとされ、自身より程度が下のものであれば支配することができる現段階で最強クラスの悪魔である“マキマ“。
呪術と悪魔というオカルトを題材としていて共通点も多い、両作品の人気キャラクターである『五条悟』と『マキマ』ですが、そんな両者が作品の垣根を超えて戦ったらどちらが強いのでしょうか。
今回はそんなタラレバについて考察していきたいと思います。
まずは各キャラクターについて紹介していきます。
五条悟
1000年以上続く呪術師の歴史の中で現代最強の呪術師と呼ばれる“五条悟”。
日本に4人しかいない特級呪術師の一人です。(「五条悟」「夏油傑」「九十九由基」「乙骨憂太」)
五条悟が最強たる所以は桁違いの呪力量に加え、基本的な呪力操作と体術のみで特級の呪霊を複数相手取れる身体能力に加えて生まれ持った特殊体質や五条家相伝の呪術もあります。
以下では五条が最強たる所以を紹介していきます。
最強ポイント①五条家でも数百年に一人が開眼する特殊体質「六眼」
綿密な呪力操作を可能とし、相手の呪力を視認できる。呪力、術式を視認化できるため、ある程度の術式も理解が可能。綿密な呪力操作を必要とする五条家相伝の「無下限呪術」を使いこなすことが可能。綿密な呪力操作により呪力のロスがなく、呪力切れにならない。
最強ポイント②五条家相伝の「無下限呪術」
収束する「無限」を自身の周りに作り出す五条家相伝の呪術。自身に向かってくる物は周囲の無限により徐々に低速化し、本人に触れることができなくなる。応用により「瞬間移動」や「浮遊化」も可能。
最強ポイント③反転術式使い
一握りの術師しか習得し得ない「反転術式」を使用可能。術式による自身の回復。そして「六眼」による脳の焼き切れを反転術式によって修復し続けている。通常莫大な呪力を消費するため、底無しの呪力量を誇る乙骨ですら、戦闘と並行しての反転術式の連続使用により呪力切れを起こしかけるが五条は「六眼」による綿密な呪力操作の結果、呪力のロスがほとんどなく24時間365日常時反転を回し続けても呪力切れを起こさない。
最強ポイント④呪術戦の極致“領域展開『無量空処(むりょうくうしょ)』“
呪術を極めし一部の術師のみが使用できる呪術の極致「領域展開」。五条悟の領域展開『無量空処(むりょうくうしょ)』は莫大な情報を相手の脳に流し込み無限回の「知覚と伝達」を相手に強制させることによりいつまでたっても情報が完結せずに動けなくしてしまうというものです。その情報量は0.2秒の発動で半年分の情報量と言われており、巻き込まれたのが常人であれば社会復帰に2ヶ月を要する負荷がかかる程。
上記したように体術はもちろん呪力、術式など全てにおいてハイスペックで他に比肩する者のいない現代最強規格外の呪術師です。
マキマ
チェンソーマンに登場する最強クラスの悪魔でマキマの死は内閣総理大臣との契約で日本国民の死とランダムに置き換わることになっており、死ぬまでに日本国民の総数およそ1億3000万のストックがあることになります。
倒すことが困難だと考えたデンジはマキマを細かく分断し食べてしまうことにより、復活を阻止することに成功し、世界は強力な支配の悪魔から逃れることに成功します。
チェンソーマンにおいてマキマが最強格たる理由はその凶悪な能力にあります。
以下ではマキマが最強たる所以を紹介していきます。
凶悪ポイント①自分より程度の低い者を支配でき、その能力を使用できる
マキマが最も凶悪で最強なのはこの相手を支配する能力にあります。マキマが自分より格下だと認定したもので支配した者の能力は全て使用できてしまうので支配した悪魔の能力によっては未曾有の強さを発揮します。
以下では作中でマキマが使用した悪魔の能力を一覧で紹介します。
マキマが作中で使用した悪魔の能力一覧
・天使の悪魔
→人間の寿命を使用し、それを武器に変換する。使用した寿命が多ければ多い程、武器は強力になる。
・銃の悪魔
→手を銃の形にしてマキマが「バン」と言い放つと空砲を放てる。その威力は自在だが、連発すればチェンソーマンを宇宙まで弾き飛ばすことも可能。
・未来の悪魔
→未来を見通すことができる能力。戦闘では少し先の未来を見通すことにより攻撃の先読みが可能。
・蜘蛛の悪魔
→蜘蛛の悪魔を媒体にその場所へワープが可能。
・蛇の悪魔
・???の悪魔
→生贄を用意し、その生贄に殺害する対象の名前を言わせマキマが両手を擦り合わせるような動作をすることにより対象を捻り潰す能力。
またマキマの支配する悪魔の能力なのかは不明ですが、小動物の耳を借りて遠くの音をキャッチしたり、ネズミが山のように積み重なったところにマキマが登場したりとまだ謎に包まれた能力も多いです。
また相手を睨むだけで相手の目や鼻から出血させたりする能力も強力で詳細がわかっていません。
凶悪ポイント②マキマの死は適当な日本国民の死と置き換わる
マキマは内閣総理大臣との契約でマキマの死は適当な日本国民の死と入れ替わるようになっています。
つまりマキマには日本国民の総数の残機があり、マキマを倒すまでには日本国民の総数マキマを倒す必要があります。
五条悟とマキマは戦ったらどちらが強いのか
この両者の戦いは五条悟が勝つこともあればマキマが勝つこともあるため、一概にどちらが勝つかを決めるのは難しいのではないかと思います。
五条悟はマキマの使役する悪魔の種類が多く、万能に近いマキマに対してあらゆる攻撃手段が封じられかなり苦戦することになりそうです。
とはいえ、マキマ側も五条家相伝の無下限呪術があるため物理的な有効打を与えることはかなり難しいと思われます。
そして、マキマの有する悪魔の能力の中でも戦闘において強力な効果を発揮しそうなのは「未来の悪魔」の能力でマキマは非常に頭も切れるので五条のあらゆる攻撃手段に対抗策を練れそうです。
さらにマキマには日本国民の総数1億3000万の残機があるので、いくら五条悟がマキマを倒すために多少の犠牲はやむないという考えを持っていたとしても倒し切るのには無理があります。
しかしお互いに勝てる要素を持っており
●マキマが勝てるケース
・マキマが33話にてヤクザ相手に発動した相手を睨むだけで顔面から出血させたように(脳に直接ダメージを与える?)五条にも同じ攻撃が通用する場合
・マキマがその他にも作中では使用していない悪魔の能力があり、それが五条悟に対して有効な攻撃の場合
●五条が勝てるケース
五条悟がマキマに勝つためにはマキマを殺さず戦闘不能に陥らせる必要があります。
五条悟の勝利条件としては、『無量空処』で特級呪霊“漏瑚“に対してしたようにマキマを行動不能にしてしまえばあるいは可能性はありそうです。
ただし、マキマの使役する未来の悪魔の能力を掻い潜る必要があるためマキマが舐めプあるいは未来の悪魔の能力を使わせない必要があります。
またマキマをプリンシのワープ能力などで一度取り逃してしまうとマキマの手数を増やしてしまうことになる(五条に対抗できる悪魔を支配する)ため、五条側が一気に不利になることは間違いなさそうです。