第10位松本稔
身長:180cm
ポジション:SG(シューティングガード)
10位にランクインしたのは山王工業の準エース松本稔。
山王戦を観戦していた海南の武藤曰く
「沢北がいなければどこでもエースをはれる男」
全国レベルのバスケットスキルを持ち,どこでもエースをはれると言われるとインパクト十分ですが,山王のキャプテンの深津やそれと同等レベルである牧や仙道などと比較するとやや見劣りするかなといった感じです。
また三井の雰囲気に飲まれてしまうなどやや小物っぽいところがあるのは否定しきれません。
メンタル面に不安が残りますが、それを克服したとすれば2つ、3つはランキングを上げそうです。
第9位諸星大
身長:不明(183〜185cmくらい?)
ポジション:SG(シューティングガード)
9位にランクインしたのは「愛知の星」こと愛和学院高校3年でキャプテンの諸星大。
全国に名を轟かせる海南第附属の牧をして「全国でのし上がろうと思ってるなら避けては通れない名前」とまで言わしめています。
牧の発言通り全国的にも有名で間違いなく全国区のプレイヤーです。
海南大附属同様に昨年の全国大会ではベスト4に輝いた愛和学院キャプテンの諸星大。
残念ながら作中での活躍の場面はほとんどなく,愛知県の県予選の決勝で桜木花道のラスボス候補として名前の上がる名朋工業の森重を目立たせるためのかませとなってしまいました。
しかし最後は全国で名を馳せるレベルのプレイヤーらしく名朋工業に猛追を見せました。
スラムダンクでの最強格として名高い沢北に対して監督から期待をかけられるとはっきり言って自信なし…らしくいくら全国区のプレイヤーとはいえ言え最強格である沢北に勝つことは難しそうです。
第8位森重寛
身長:199cm
ポジション:C(センター)
第8位は愛知の県予選で前年度のベスト4の愛和学院を68ー74で下し,一気に全国大会の注目株に成り上がった名朋工業の森重寛。
全国大会の初戦でも1回戦で50得点,22リバウンド,10ブロックと脅威の数値を残しました。
1年生ながらに身長199センチ,体重100kgと体格にも恵まれ,花道にも当たり負けしない屈強なフィジカルを持つ森重を封じるのは容易なことではなさそうです。
ポジションはセンターですが,対花道のラスボスとしての活躍が期待されたキャラクターです。
フィジカルは脅威ですが,バスケ経験は中2からとまだ浅いところが弱みであると言えそうです。
また同ポジションの最強格である山王工業の河田雅史とマッチアップした場合,
身長 | 体重 | |
森重 寛 | 199cm | 100kg |
河田 雅史 | 194cm | 不明 |
と体格だけでの勝負であれば互角以上に渡り合う森重ですが,PF(パワーフォワード)からSF(スモールフォワード)までをマルチにこなせる河田に対し,スピードやテクニック,そして経験値の差により押さえ込まれてしまいそうです。
ただこのフィジカルでゴール下を固められてしまうのはどのチームにとっても脅威であることには変わりないので,やはり森重擁する名朋工業を攻略するには如何に森重を抑え込めるかが鍵となりそうです。
第7位赤木剛憲
身長:197cm
ポジション:C(センター)
7位にランクインしたのは流川,宮城,桜木,三井の加入で一躍強豪の仲間入りを果たし,神奈川ベスト5にも選出された湘北高校の大黒柱でキャプテンの赤木剛憲。
プレイヤーとしての全国での知名度こそ低いものの,間違いなく全国レベルのセンターで,その実力は大学界で日本一と言われる深体大の唐沢監督からも全国的にも優秀なセンターが揃っていると評判の神奈川でもピカイチと認められるほどです。
ただ県内では負け知らずだった赤木ですが,高校No.1センターである山王工業の河田にはシュートエリアの狭さと言う弱点を見破られたり,新たに身につけたスピンムーブも通用しなかったり,今まで培ってきた技術が通用せず,攻守ともに敗北を喫します。
ただ河田が異常に強力だっただけで神奈川県内の相手には負けらしい負けもなく,赤木がいなければ神奈川県内の強豪たちと渡り合うことは不可能だったであろうことからその存在感と実力は相当なものだと言えるでしょう。
第6位深津一成
身長:180cm
ポジション:PG(ポイントガード)
6位にランクインしたのは最強チーム山王を束ねるキャプテンの深津。
深津が2年生時に海南大附属と戦った際は神奈川No. 1プレイヤーであり全国的にもトップレベルであろう牧とマッチアップし,互角に戦う様子が描かれていました。
また山王では沢北,河田とともに山王を支える柱の一人であり,特に深津は精神的主柱としてチームの支えとなっています。
バスケの実力もさることながら,深津の特にすごいところはどんな時も冷静さを欠くことのないその平常心です。
バスケなどのチーム競技の場合,如何に相手の隙を突き裏をかいて相手の動揺を誘うタクティクス(戦術)が重要となりますが,最強と呼ばれる山王工業を相手にする時その手段は通用しなくなります。
常にペースを乱すことがないことも山王工業の強みですが,それを第一に支えているのが深津であり,チームメイトが冷静さを欠きそうな時,彼の的確な一言で冷静さを取り戻します。
PGとしてのゲームメイクの能力,常に冷静な判断力に加え,特に作中の描写で際立っていたのがディフェンスの能力で,自身より身長の低い宮城よりも腰を低くして守ったり,海南大付属の牧からボールを奪ったりと作中最強レベルのディフェンス能力を誇ります。
また作中の堂本監督の
「明日は得点も取ってもらうぞ」
という発言から得点力もあり,まさに万能型のプレイヤーだと言えそうです。
第5位仙道彰
身長:190cm
ポジション:PG(ポイントガード)、SF(スモールフォワード)
5位にランクインしたのは神奈川ベスト5にも選出され,スラムダンクの最強プレイヤーを考察する時,必ず候補に名前の上がってくる仙道。
神奈川大会では花道ら湘北を苦しめ,神奈川No. 1プレイヤーである牧とも互角の勝負を繰り広げました。
作中で牧が
「仙道が自分の地位まで昇ってきたことを確信した」
とあるように牧同様、仙道も神奈川No. 1と言っても過言ではないくらいの実力を身につけたということでしょう。
沢北とは中学時代にマッチアップし,唯一敵わなかったと発言しています。
彼の恐るべきは非凡なるバスケのスキルはもちろんですが,どんな相手でも仙道がいればなんとかなりそうな存在感、そして統率力にあります。
それが他のチームメイトの力にもなり陵南のキャプテンである魚住ですら彼を心の支柱にしています。
また,高校トップクラスのバスケスキルだけでなくその時の状況を冷静に見極めることができ,その時に最適な手段を的確に選ぶことができます。
よく沢北との比較で個人のバスケットスキルでこそ沢北に遅れを取っているような印象が強いですが、チームに一人いることで他の選手の力も余すことなく引き出すことができ,チーム力の底上げができるのは沢北にすらできない芸当であり、その存在感を含めた選手個人としての総合力は沢北にすら遅れを取らないと言えるのではないでしょうか。
第4位牧紳一
身長:184cm
ポジション:PG(ポイントガード)
4位にランクインしたのは神奈川No. 1プレイヤーと呼び声の高い牧紳一。
神奈川最強と言われるだけあり、名声も全国区で愛知に遠征に行った際もかなり有名な様子でした。
牧の強みは湘北の赤木にすら当たり負けしない強靭な肉体とボディコントロールそれに加えて無尽蔵の体力とスピードを兼ね備えています。
牧の当たり負けしない強靭な肉体とスピードにより可能となっているのが、一度の攻めで3点の獲得を可能にする3点プレイ。
中にペネトレイトし、ファウルしてでも止めに来た相手をものともせずシュートで2点を獲得し、さらに相手のファウルによるフリースローで1点獲得するというものです。
陵南の越野は牧のドライブをその破壊力から『ダンプカー』と例えています。
湘北は同じPGの宮城だけで止めることは困難だと判断し、三井と宮城のダブルチームをけしかけますが、それでも止められず赤木、流川、三井、宮城の4人で牧を止めに行かせるほどです。
これだけの選手を一人の選手にけしかけたのは作中では初めてです。
恐るべし神奈川No.1プレイヤー。
当たり負けしないフィジカルと無尽蔵のスタミナ、そしてスピードとボディバランスに加えてリーダーシップも兼ね備えることから牧をNo. 1プレイヤーと呼ぶファンも少なくありません。
第3位流川楓
身長:187cm
ポジション:SF(スモールフォワード)
3位にランクインしたのは神奈川県立湘北高校のエース流川楓。
最終戦である対山王戦では高校No.1プレイヤーと呼ばれる沢北と互角に渡り合いました。
試合を観戦していた愛和学院の諸星には
もはや沢北と同等!!
下手すると喰われるぞ沢北!!
とまで言わしめるほど高校No. 1プレイヤーの沢北相手に肉迫していました。
彼の強みは仙道にオフェンスの鬼とまで言わしめるほどのオフェンス能力です。
仙道に1ON1のトーナメントでもあれば流川に勝てるやつはそういないと言わしめるほど攻めの手段は豊富でしたが、山王戦では周りを生かすことでさらに攻めの手段を増やし、ついには沢北に並んで見せました。
第2位沢北栄治
身長:188cm
ポジション:SF(スモールフォワード)
第2位は最強プレイヤー候補でまず第一に名前が上がる山王工業のエースである沢北栄治。
高校No. 1プレイヤーとも言われその運動能力の高さは他の全国屈指のプレイヤー達も舌を巻きます。
特に1ON 1のスキルにおいては超高校級であり,高校はおろか大学バスケ界においても止められるものはいないと言われるほど。
唯一の弱点は情緒にムラがあり,それがプレイに反映されやすいこと。
プレイは超一流ですが、メンタルで言えば河田や深津に比べてまだ未熟であると言えます。
また判断力に乏しい面があり、湘北戦では宮城に嘘の作戦を吹き込まれそうになる場面がありました。
よく仙道との比較をされる沢北ですが、仙道であれば宮城の嘘に出し抜かれるといったことも考えにくいことから、バスケットスキル以外の部分ではまだまだムラが多いと言わざるを得ません。
精神的なムラを克服した沢北であれば,間違いなく高校バスケ界においてはNo. 1プレイヤーであることは間違い無いでしょう。
第1位河田雅史
身長:194cm
ポジション:C(センター)
1位にランクインしたのは最強“山王工業”のセンター河田雅史。
湘北との試合では主に赤木とマッチアップしましたが,これまでセンター相手に遅れを取ることがなかった神奈川でも屈指のセンターである赤木ですらも個人の実力では敗北を認めています。
極めつけなのは神奈川でも屈指と呼ばれる赤木を相手にしながら弟である河田美紀男も気にかけカバーするほどの余裕を見せており、対峙した赤木自身も
神奈川の猛者共が子供に見えるほどに………
河田雅史は住む世界が違う………!!
と焦るほどです。
また,赤木を推薦入学させるつもりでいた深体大のセンターである杉山は
おそらく赤木は今大学に入っても通用するセンターだ…
だが…河田が今大学に入ったら……
センターでベスト3には入る
それだけ河田雅史の実力は今の高校バスケ界において飛び抜けているということになります。
ここで沢北との比較ですが山王の監督が気になる言葉を残しています。
それは沢北が1on1で流川を置き去りにし,実力の差を見せつけていた時。
1on1のスキルでこの沢北にかなう者はいない
高校生…いや大学にもいるかどうか…
というように発言しています。
河田⇒大学に入ってもセンターでベスト3に入る
沢北⇒大学レベルでも沢北に1on1のスキルでかなう者がいるかどうかわからない
この発言にだけピックアップして見てみると好調な時の沢北であれば大学においても敵がいないということになります。
しかし沢北の精神的なムラを考えると安定して実力を発揮でき、どんな相手にも油断する様子のない河田の方が選手として熟成していると思われます。
別記事でも紹介しましたが、湘北戦でマッチアップした赤木もこれまで牧や仙道ら高校屈指のプレイヤーと対峙する場面もあり、なんとか渡り合ってきました。
そんな赤木が周りを見えなくなる程に追い詰められ,一方の河田は弟まで気にかける余裕があるのですから,これまで登場してきた相手キャラクターの中では一線を画す存在だと思いました。