上弦の弍“童磨(どうま)”と上弦の参“猗窩座(あかざ)“は強さはどっちが上か?二人がもしも入れ替わりの血戦で戦ったらどっちが勝つのか?|鬼滅の刃

鬼滅の刃
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

毒柱である胡蝶しのぶの体を張った犠牲により弱らせた上でカナヲの片目を犠牲にして発動する大技“花の呼吸 終ノ型 彼岸朱眼(ひがんしゅがん)”と伊之助との連携技でようやく討ち倒すことができた上弦の弍“童磨”。

その一方透き通る世界を習得し、痣を発言させ柱レベル以上にまで成長した炭治郎と透き通る世界までは習得していないものの炭治郎同様痣者となった“水柱“の冨岡義勇。

柱以上のレベルにまで成長した両者を以てようやく打ち倒すことができた上限の参“猗窩座”。

どちらも鬼殺隊を大いに苦しめ、一歩間違えば鬼殺隊側が敗北していてもおかしくありませんでした。

鬼側の重要戦力であることは間違いない両者ですが飄々とした性格の童磨に対して常に毅然とした態度の猗窩座。

性格も正反対で相性も良くなさそうな両者ですが、戦った場合勝つのはどっちなのでしょうか。

今回はそんな両者が戦った場合どちらが勝つのか考察していきたいと思います。

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上弦の弍“童磨(どうま)”

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

猗窩座よりも後に鬼になった新参にも関わらず猗窩座よりも一つ上の位である上弦の弍に座位する童磨。

初登場は妓夫太郎と堕姫の人間時代の回想シーンに上弦の“陸(ろく)“として登場し、惨めに死ぬ定めにあった両者に血を分け与え鬼にして救済しています。

生前から“万世極楽教(ばんせいごくらくきょう)”の教祖を務め困っている人々を救うという責務を持っていた童磨は鬼になった後は自分が食人をすることにより人間を死の恐怖から救ってあげ自身の血肉として永遠に生き続け幸せに導いてあげるというような歪な考えを持っています。(自身はそれを“救済“と呼んでいます。

人間時代から頭が良く瞳の奥に虹のような輝きを秘めて生まれたことから両親に神の子と勝手に祭り上げられ、人並みの感情が育つ環境に恵まれなかったことから童磨は喜怒哀楽といった感情とそれに対する共感性を持ち合わせていません。

それ故に心のどこかで人間のそうした感情に憧れを持っていましたが鬼として死の瞬間まで結局何の感情も湧かずこの世を去っていくかと思われましたが、最後の最後にしのぶへの恋心という感情が芽生え嬉々とした表情を最後に見せていました。

戦闘能力

両手に鋭い切れ味を持つ黄金の扇を武器に戦う。

血鬼術は自らの血液を凍らせ微細な霧の冷気を発生させる。

呼吸が要である鬼殺隊にとってこの童磨が天敵とも呼べる理由が童磨の発生させた冷気を吸ってしまうと肺胞が凍りつき壊死してしまうというもの。

効果範囲も広いので鬼殺隊側は呼吸を封印され、非常に困難な戦闘を強いられる。

それに加えて恐ろしいのが童磨には自身と同等レベル(本体のサイズは童磨の腰の高さ程度)の血気術を扱う氷でできた分身を複数体(作中では最大6体)生み出せる“結晶ノ御子(けっしょうのみこ)”という大技があること。

引用:『鬼滅の刃』 原作:吾峠呼世晴 ©︎集英社

この時点で相手側は最終奥義である“霧氷・睡蓮菩薩(むひょう・すいれんぼさつ)”ですら使わないと思われるものの、童磨レベルの相手を童磨含めて同時に7体相手にすることになるようなもの。

上弦の弍レベルの相手を同時に7体相手にするのだからこれがいかに絶望的な戦闘になることか想像するのは容易い。

上弦の肆“半天狗“同じような分身を使用していたがこちらの分身は得た情報もそのまま本体と共有されるため半天狗に使用されたような陽動作戦も通用しない。

しかも半天狗が本体を含めて5体の分身でエネルギー切れを起こしかけていたことを考えると童磨の氷分身は恐ろしく燃費の良い技であり、半天狗の分身術よりもはるかにコストパフォーマンスの高い上位互換の技であると言えそうです。

ここまででも相当強力な童磨ですが、更に童磨には奥の手である“霧氷・睡蓮菩薩(むひょう・すいれんぼさつ)”もあり、こちらはしのぶの毒で弱体化していなければどれほどの威力を誇っていたのか想像も及びません。

引用:『鬼滅の刃』 原作:吾峠呼世晴 ©︎集英社

上弦の参“猗窩座(あかざ)”

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

上弦の中でも無惨から特別な任務を与えられることが多く、都度無惨の元に報告に馳せ参じたり、無惨の情報や本質を知り得ていることから他の鬼よりも無惨の信用を買っている古参に位置する上級の鬼です。

作中で最も最初に登場した上弦であり、柱の中でも上位の実力者である炎柱“煉獄杏寿郎”を亡き者にした張本人です。

生前に父と自分の恩師、そして妻を失ってしまっており、大事な人を守ることができなかった自分の“弱さ”を責めながらに鬼になった為か、記憶は残っていないにも関わらず鬼になっても生理的に弱者を強く毛嫌いする様子が見られます。

また生前に妻の恋雪(こゆき)に

「誰よりも強くなって一生あなたを守ります。」

と約束しており、鬼になってなお強さを求め続けるのは記憶の奥底に狛治(はくじ)だった頃のこの約束があるからだと思われます。

煉獄杏寿郎との激突

原作第64話「上弦の力・柱の力」では鬼殺隊側の最高位である“柱”と鬼側の最高位である“上弦”の鬼の力関係が分かる初めての激突であり、大きな実力差こそないもののお互いに切り結んでもすぐに回復してしまう鬼と人間である以上、体力が尽きていき徐々に押され始めていく煉獄杏寿郎を見て鬼殺隊側に感情移入してしまい、煉獄杏寿郎を応援してしまった方も多いはずです。

また初登場時の強者感たっぷりの登場シーンと猗窩座の気味の悪さそして初登場する上弦(しかも“陸“とか“伍”ではなくいきなり“参”)が弱いはずがなく明らかに煉獄が噛ませ犬になると言うフラグが立ってしまったこともこのシーンの絶望感の正体かもしれません。

戦闘能力

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

血鬼術である「破壊殺」は独特の円陣を360度に展開し相手の殺気を感じ取り、包囲磁石のように正確に相手を捉えます。

また他の上弦の鬼が鎖鎌に仕込まれた毒により相手を弱らせたり、空気中に霧氷を巻いて吸った相手の肺胞を壊死させたり、複数の分身の中に自分の本体を忍ばせ相手を消耗させたり、一筋縄では行かないような厄介な血鬼術を使用するのに対し猗窩座の血鬼術は純粋な身体能力の向上であり、ただでさえ身体能力の高い猗窩座が血鬼術によりその身体能力を更に高めるということは特殊な技能や知恵、推察力である程度対策が可能な他の鬼の血鬼術とは違い、戦う相手も小手先の技術よりは純粋に柱レベル以上の身体能力を求められることになる。

徒手空拳とは言いつつも近接の戦闘のみでなく破壊殺・空式など遠距離での戦闘も可能であり放ってから相手に到達するまでのタイムラグもほぼゼロの凄まじい空砲を放つ。

また上弦の鬼の中でも上弦の壱と並んでトップクラスの再生能力を誇ることから切られた傷口も再生ではなく即座に接着が可能。

それにより近接の肉弾戦を得意とする猗窩座をこの上なく厄介な敵に仕上げる要因となってしまっている。

“童磨(どうま)”と“猗窩座(あかざ)“戦ったらどちらが強いのか?

引用:『鬼滅の刃』 原作:吾峠呼世晴 ©︎集英社

圧倒的な身体能力と再生能力を誇る猗窩座ですが入れ替わりの血戦を挑んだところで童磨に勝つことは難しいでしょう。

お互いに倒す手段を持たない鬼同士の決戦で何が勝利の基準になるのかは不明ですが、上弦の肆“半天狗”の発言から鬼も再生を繰り返すと再生が遅くなってくるということがわかっています。(人間の血肉を食せば回復する模様)

このことから決着の条件として考えられるのは

  • 再生限界が来た方の敗北
  • 無惨による判定もしくは他の鬼による判定(多数決など)
  • 一定回数首を飛ばされたら敗北など

があります。

童磨が無限城にて猗窩座に二度顔面を飛ばされる場面がありますが童磨は避けなかったのはわざとだと発言しています。

また元々は上弦の陸であった童磨が猗窩座に決戦の末、勝利し現在の地位に上り詰めたという可能性もあります。

つまり猗窩座は一度童磨に敗れている可能性があります。

現在判明している入れ替わりの決戦は黒死牟と猗窩座の決戦(黒死牟の勝利)と猗窩座以外の相手は不明ですが黒死牟が過去に三回入れ替わりの血戦を受けているということです。

また近距離戦闘を主にした猗窩座にとって中長距離の戦闘を得意とした童磨は相性最悪の相手と言えるでしょう。

空気中に霧氷を散布されれば猗窩座は近づく手段を持たないであろうし、童磨には自身と同等レベルの強さを誇る氷分身を複数体生み出せます。

いくら破壊殺・空式があるとはいえその一辺倒だけでは到底童磨を倒せるとは思えません。

対しての童磨は自身に周りに霧氷を散布して、氷分身を出しておけば猗窩座は手詰まりとなりそうです。

頭の切れる童磨ですから、猗窩座にとって最も嫌な戦闘方法を躊躇いなくやってきそうです。

つまり純粋に戦闘能力だけを極めそれ以外の戦闘方法を持たない猗窩座にとって童磨は天敵そのものであり、現状の猗窩座では童磨に勝つことは難しいと言えます。

入れ替わりの血戦については未だ多くは明らかになっていないもののこれからアニメやスピンオフ作品で明らかになることを期待したいと思います。

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