irumoにプラン変更の際の注意点とは?デメリットについて11項目に分けて解説!

docomo

2023年7月1日より提供スタートしたドコモの料金プランirumo(イルモ)。

4G、5G含めて大手3キャリアで最も多い26万以上の基地局数をふんだんに使えるドコモの新料金プランです。

ドコモのサブブランド的な扱いでスタートしたOCNモバイルONEの後継的なプランであるともされていますが、今回のirumoはOCNのようにドコモの電波を一部借りたMVNOではなくドコモの新料金プランとして取り扱いされているためOCNと実態はかなり異なります。

機種変更や契約の変更、支払い方法の変更などもドコモショップでしっかりサポートを受けられるのでオンラインでの対応が苦手な方でも安心して申し込むことができるプランとなっています。

ドコモの旧プランからirumoに変更する場合、いくつか注意点があります。

今回の記事では

  • irumoの料金プラン概要
  • irumoプランのデメリット

について記述していきます。

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irumoとeximoの料金

2023年7月1日よりこれまで提供されてきたドコモのギガプランの新規申し込みが終了し、新プランとして提供スタートされたのがirumoとeximoという2種類の料金プランです。

eximoがスマホのヘビーユーザーに向けて提供する最大ギガ無制限まで利用できるという特徴を持つのに対し、イルモは料金面を重視した安価な料金プランとなっています。

今回は比較の為irumoの料金に加えとeximoの料金についても紹介します。

●irumo

データ容量 0.5GB 3GB 6GB 9GB
基本料金 550円 2,167円 2,827円 3,377円
ドコモ光セット割/
home 5G セット割
▲1,100円
dカードお支払割 ▲187円
割引適用後 550円 880円 1,540円 2,090円

irumoは定額制の料金プランになっており、毎月の使用ギガを0.5GB、3GB、6GB、9GBから選ぶことができるようになっています。

0.5GBの選択のみ各種割引なしでも550円となっており、非常に安価な料金プランとなっています。

ただし0.5GBを選択した場合インターネット接続が4Gのみとなり、高速通信である5Gは使えないので注意が必要です。

続いてeximoの料金プランを見ていきましょう。

●eximo

データ使用量 ~1GB 1GB~3GB 3GB~無制限
基本料金 4,565円 5,665円 7,315円
みんなドコモ割(3回線以上) ▲1,100円
ドコモ光セット割またはhome 5G セット割 ▲1,100円
dカードお支払割 ▲187円
割引適用後 2,178円 3,278円 4,928円

毎月のインターネット使用量であるギガを初めに選択する定額制のirumoに対し、eximoは最大データ容量を無制限で使用できる3段階制の料金プランで毎月の使用ギガにより料金が変動するプランとなっています。

2023年6月末まで提供されていたギガホプランとギガライトプランが合わさったようなプランになっています。

自宅にWi-Fi環境がない方や外出先でのインターネットが多くギガをたくさん使う方にオススメの料金プランとなっています。

最大まで割引が適応されればドコモの中容量プランahamoの大盛りオプション(100GBまで使用可能で4950円/月)より22円安い4928円で無制限に利用することができます。

毎月の使用ギガが9GB以下という方であればirumoを選択するのも大いにアリなのかなと思います。

irumoのデメリット

続いてirumoの料金プランに変更する際の注意事項について説明していきます。

デメリットその①電波の優先順位が低い

電波の品質こそeximoやahamoの料金プランと比べても何ら変わらないirumoの料金プランですが混雑する場所ではirumoの料金プランから通信速度の制限を実施する場合があるようです。

当社設備内でネットワークの混雑時に「5Gギガホ プレミア」「ahamo」等の他の料金プランよりも先に通信速度の制限(通信制御)を実施するため、通信速度が遅くなる場合(例えば動画視聴ではご利用の通信環境により画質が低下する場合)があります。また、「 irumo(0.5GB)」の場合、通信速度が最大3Mbpsとなり、エリアに関わらず、4G(LTE)ネットワークでのご利用となります。

ドコモ公式HPより

イベント会場や混雑した場所では不便を感じてしまう機会もありそうです。

デメリットその②ドコモショップの一部サービスが有料

  • スマホ初期化
  • 生体認証設定
  • ウェアラブル設定(スマートウォッチなど)
  • 容量オーバー解消
  • バックアップ
  • OSアップデート

など各種サービスが1100円でのサポート対象となります。

他にも使っている携帯が故障した際などにドコモショップで代わりの貸出機を借りる場合に1回2200円の費用が発生します。

ただこれらのサポートが普段どの程度サポートが必要になるかと言うと頻度としてはそんなに多くないかと思われますので大したデメリットにはなり得ないかもしれません。

デメリットその③ドコモメールの持ち運びが有料

既にドコモユーザーでメールアドレスを持ち運ぶ場合は330円/月の料金が発生します。

新規ユーザーでも@docomo.ne.jpのメールアドレスを使用したいという場合は同じく330円/月の料金が発生します。

ドコモの既存プランから変更する場合、irumo変更と同時にメール持ち運びオプションを選択しないとメールデータが消失するので注意しましょう。

デメリットその④障がい者割引がない

ドコモでは障がいを持つ方に対してハーティ割引という割り引きを提供しています。

月額料金に対しての割引に加えて機種変更時の事務手数(3850円)が無料だったり、初期設定サポート(2200円・3300円)が無料になります。

irumoプランはこれらの割引を受けられるハーティ割引は対象外になります。

デメリットその⑤家族通話が有料

3親等以内で組むことができるファミリー割引。

割引の内容で家族内の通話が無料というものがあります。

irumo、ahamo以外の料金プランからirumo側に通話する場合はこれまで通り無料の対象となりますが、irumoからかけた場合の通話は無料の対象外になります。

デメリットその⑥SPモード決済が使用できない

SPモード決済を使用しての課金が対象外となります。

その為irumo以外の料金プランからirumoに変更した際にそれらの課金サービスは廃止されてしまいます。

d払い決済は使用できるので個別でGooglePlayTMなどで課金をしたい場合はd払いを使うかクレジットカードなどで登録する必要があります。

デメリットその⑦dカードGOLDのポイント還元率が低い

irumo以外の料金プランではdカードGOLDのポイント還元率が10%となっていますが、irumoの料金プランの場合は還元率が1%となっています。

現在irumo以外のドコモプランで利用している方はポイント還元率が下がるので注意が必要です。

デメリットその⑧音声オプションの料金が高い

旧プランであるギガホ・ギガライトプランでは音声オプションが

5分通話無料オプション 770円(税込)
かけ放題 1870円(税込)

だったのが同じ内容でもeximo・irumoでは

5分通話無料オプション 880円(税込)
かけ放題 1980円(税込)

と110円高くなっているので注意が必要です。

デメリットその⑨ドコモの一部サービスが利用できない

上記でも一部紹介したようにirumoではいくつかのサービスが利用できなくなります。

※利用できないサービス一覧※

・お預かりプラス
・オプションパック
・音声入力メール
・ケータイデータ お預かりサービス
・ブラックベリーサービス
・ブラックベリーWebフィルタ
・マルチナンバー
・メロディコール(ベーシックコース)
・ゆうゆうコール
・ゆうゆうコール特典受取拒否
・自動更新なし
・iチャネル
・iモード
・iモードアクセス履歴 検索サービス
・mopera U
・spモード決済(GooglePlayなど拒否)
・spモードメールウイルスチェック
・WORLD WING Wi-Fi
普通に使っている分にはあまり用事のないサービスが多いと思いますが、上記でも説明したspモード決済は使われているユーザーも割と多いので事前に確認してみるといいと思います。
確認方法はdメニュー→マイメニューから毎月の課金状況が確認できます。

デメリットその⑩爆アゲセレクションの対象が限られる

ドコモの料金プランと他社もしくは自社の映像サブスクサービスをバンドル化し2023年4月より提供されている爆上げセレクション。

現在では以下のサービスが提供されています。

サービス名 対象プラン 還元率
ディズニープラス eximo、ギガホ、ahamo 20%
Netflix eximo、ギガホ、ギガライト、ahamo、
ドコモ光ペア回線
最大20%
※ギガライトの場合は10%還元
Leminoプレミアム eximo、ギガホ、ahamo 通常10%
複数契約で20%
Spotify(Standardプラン) eximo、ギガホ、ahamo 25%
YouTube Premium eximo、ギガホ、ahamo 20%
DAZN for docomo eximo、ギガホ、ahamo 20%

irumoの場合ポイント還元サービス以下のように一部に限られます。

対象サービス 還元率
ディズニープラス 10%
Netflix 10%

『YouTube premium』や『Spotify  premium』などは利用しているユーザーも多いので損をしないように事前に確認を行いましょう。

デメリットその⑪ケータイデータ復旧サービスの申し込みができない

ケータイ電話が故障して操作できなくなってしまった場合でも修理拠点で端末を分解してデータを取り出してくれるデータ復旧サービス。

ドコモで携帯を利用している場合ケータイ補償加入の場合1100〜2200円(税込)。

ケータイ補償加入なしでも8800円(税込)で申し込みが可能です。

irumoの場合ahamo同様にデータ復旧サービスの申し込み対象外となってしまいます。

携帯に万が一のことがあった時のためにSDカードやクラウド、パソコンなどへのバックアップを怠らないようにしましょう。

クラウドでのバックアップは目には見えないのとパスワードがわからなくなるとデータ復元ができなくなるリスクがあるので物理的なものを使ってのバックアップがオススメです。

バックアップはiPhoneならパソコンや以下のようなiXpand。


こちらはUSB兼用となっているので利便性に優れます。

iPhoneから取り出したデータを簡単にパソコンとも同期できます。

最近だとパソコンの容量もバックアップするためにはスマホ以上の容量が必要なためそれなりのスペックが必要です。

またiXpandであればクラウドと異なり購入してしまえばクラウドバックアップのように毎月の料金(130円〜1300円※)が発生しないので金銭的にもオススメです。

※〜5GB:無料、〜50GB:130円、〜200GB:400円、〜2TB:1300円

スマホならSDカードがオススメです。

 

まとめ

今回はドコモの格安プランirumoについて紹介しました。

デメリットと今回の記述を最後にまとめます。

  • デメリットその①電波の優先順位が低い
  • デメリットその②ドコモショップの一部サービスが有料
  • デメリットその③ドコモメールの持ち運びが有料
  • デメリットその④障がい者割引がない
  • デメリットその⑤家族通話が有料
  • デメリットその⑥SPモード決済が使用できない
  • デメリットその⑦dカードGOLDのポイント還元率が低い
  • デメリットその⑧音声オプションの料金が高い
  • デメリットその⑨ドコモの一部サービスが利用できない
  • デメリットその⑩爆アゲセレクションの対象が限られる
  • デメリットその⑪ケータイデータ復旧サービスの申し込みができない

irumoは低廉なプランで電波状況も以前のドコモの格安プランOCNモバイルONEに比べればオススメですが、上記したようにデメリットも存在しますのできちんと確認した上での申し込みが必要です。

irumoに関する内容の記事は他にもありますのでよかったら参考にしてみてください。

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