『ザ・ファブル The second contact』20話ルーマーの話「送り込まれる兵士のうち100人に10人は足手まといー」古代ギリシアの軍隊指揮官の手紙について

ザ・ファブル
『ザ・ファブル The second contact』©︎講談社 南勝弘

『ザ・ファブル The second contact』にて佐藤らの前に新たな脅威として立ちはだかりそうなルーマー。

『ザ・ファブル The second contact』20話にはルーマーの男と紅白組(くじらぐみ)の組長である松代とでこんなやりとりがあります。

松代:でーファブルって組織のウワサやが〜

ルーマーの男:こっちの情報だがなー真黒組のバックにはーファブルはもういないー

松代:そうかーじゃあ手探りはやめやー

このまま真黒組と戦争に入るー

とは言え…派手なドンパチはできんー静かにー闇に紛れて〜…

ルーマーの男:いつもの俺達のやり方でやらせてもらうー

そっちの今の組員の数はー?

松代:30人ちょっとや

ルーマーの男:面白い話を教えてやるよー!

古代ギリシアの軍隊指揮官の手紙の引用だー

送り込まれる兵士のうち100人に10人は足手

まといー80人は標的になってるだけー

まともに戦うのは9人でー残りの一人が戦士ー

このひとりが他の者を連れて帰ってくるそうだ

                『ザ・ファブル The second contact』より

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古代ギリシアの軍隊指揮官の手紙

ルーマーの男の話す古代ギリシアの軍隊指揮官の手紙とはデーヴ・グロスマン著書の「戦争の心理学」にある一節です。

戦場地において実際に人は

“簡単に人を殺せない”

と言うのが本書のテーマにあり、前作の『戦争における「人殺し」の心理学』に続く本書では兵士や警察官、自衛隊など実際に人の命に関わる仕事をしている人達に向けて、実際に人に銃口を向ける時、または銃口を向けられた時の生理的な反応を心理学生理学の観点から説明しています。

実際に銃撃戦を経験した時に起こる現象(時間が遅く感じたり、記憶が飛ぶ、大小失禁など)は人間にとって正常な反応であり、当たり前に起こりうる現象であることを説明しています。

『ザ・ファブル』においては実際に暗殺の経験があるもの(佐藤アキラ、アザミ、ユーカリなど)とまだ一線は超えていない者であるヨウコがいますが、今回の内容はまだ一線を超えていないヨウコの身に起こる何かを予言しているのでしょうか。

ルーマーの男の言う「戦える9人」もどの程度のレベルなのか気になります。

以前山岡が外部の暗殺者である二郎を雇っていたように二郎のように外部の暗殺者を雇うのか、それとも同じく“ルーマー”の中から9人を選ぶのか。

ルーマーの男の言う「いつものやり方」というのも気になります。

暗殺ではなさそうなあたり、全面戦争になるのでしょうか。

だとしたら佐藤側の戦える人間といえば佐藤アキラ、アザミ、ユーカリ、鈴木(もしかしたらマツあたりも)くらいだろうか。

100人の内、他の者を連れて帰ってくるたった一人の戦士とはやはり佐藤アキラのことなのでしょうか。

今後の展開に注目したいところです。

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