※本記事は呪術廻戦ネタバレを含みます
史上最強の呪術師VS現代最強の呪術師ということで始まった最強と最強の人外魔境新宿決戦,両面宿儺VS五条悟。
五条の不可侵に対し宿儺がどう攻略していくのかに注目が集まりました。
結果,魔虚羅(まこら)の術式への適応をヒントに次元斬を習得した宿儺が空間ごと五条を切断し結果は宿儺の勝利ということで最強同士の戦いは幕を閉じました。
死んだと思われている五条悟ですが一部では五条悟の復活の可能性について噂する声も少なくありません。
今回は今後の五条悟の復活について考察していきたいと思います。
“史上最強の呪術師”両面宿儺と“現代最強の呪術師”五条悟
史上最強の呪術師VS現代最強の呪術師と銘打って始まったこの戦い。
お互いにこれまでの戦いでは特級クラスの呪霊である漏瑚など作中屈指の強者と対峙する場面もありましたが、漏瑚ほどの実力をもってしても両者の実力を推し量るには至りませんでした。
それほど五条悟と宿儺は別次元の存在であるということが言えます。
他キャラクターによる両者の評価と逸話は
●五条悟
・五条悟の誕生により世界の均衡が変わり、世界各地の呪霊の力が増したとまで言われている
・渋谷事変での五条悟の残穢により呪霊が一切寄り付かなかった
・作中最強クラスの特級呪霊である漏瑚相手にあまりに完璧すぎる強さを誇ることから「逆に貴様は何を持ち得ないのだ」と評される
●両面宿儺
・過去の鹿紫雲と羂索の会話から羂索曰く「400年前の時点で最強の呪術師」
・呪術全盛の時代に術師が総力をもってしても勝てなかった史上最強の呪術師
・呪力総量は乙骨の倍以上を誇り呪力効率も高い
お互いがこれまで作中では絶対的な強者であり,敵側と味方側の最強戦力として認識されてきました。
“最強“と“最強“ 両面宿儺VS五条悟
そんな最強同士のマッチアップ。
両者の戦いでは無下限呪術による不可侵を持つ五条を宿儺がいかに攻略していくかに注目が集まりました。
結果宿儺は術式への適応能力を持つ魔虚羅(まこら)を利用し,五条の術式への解析を始めました。
いくら魔虚羅(まこら)と言えども現代最強の呪術師である五条悟と一対一のサシで術式の解析前に破壊されてしまっては意味がありません。
そこで宿儺は魔虚羅(まこら)が破壊されないようにサポートに回り,魔虚羅(まこら)の解析を待ちます。
待ち続けた結果,宿儺の求めていた最適解を魔虚羅(まこら)が顕現します。
魔虚羅(まこら)が無下限呪術による不可侵を持つはずの五条悟の右腕を斬撃を飛ばして切断したのを宿儺は見逃しませんでした。
通常の斬撃であれば無下限呪術を持つはずの五条に斬撃が届くことはありません。
しかし魔虚羅(まこら)は間違いなく五条悟の腕を切断することに成功しています。
そのタネは術式の拡張にありました。
切断の対象を五条悟に向けるのではなく空間,存在,世界そのものまで拡張し切断する。
宿儺にとっても至難の技ではあったようですが,五条に並びセンスの塊である宿儺は見事に習得して見せました。
それが世界を断つ斬撃により胴体を真っ二つにされてしまった五条はあえなく敗北し,史上最強の呪術師VS現代最強の呪術師同士の最強マッチアップは幕を閉じるのでした。
五条悟の復活の可能性
では今後の五条悟復活について考えていきます。
復活の可能性①入家硝子や乙骨憂太による反転術式
可能性として考えられるのは入家硝子や乙骨憂太による反転術式での回復です。
ただ反転術式は通常でも呪力消費がかなり多いのに加え,再生範囲が多いほど消費呪力も増えるので胴体が切断された五条悟にまで再生範囲を及ばせようとなると相当な呪力が必要になりそうです。
もし入家硝子が自身の命と引き換えに反転術式で…なんて方法があったとして自身の死に際に満足して死んでいったであろう五条をのことをよく知っている入家がそこまでして復活させるような可能性はかなり低いと言えそうです。
復活の可能性②五条悟自身の反転術式による治癒
可能性の二つ目は上記同様に反転術式を使用して五条悟自身が自らの肉体を治癒するという可能性です。
「呪力は腹で反転術式は頭で回す」ということが秤VS鹿紫雲で発覚しています。
今回五条悟は腹部を切断されていますが,呪力の供給が可能であれば少なからずチャンスはあります。
ただ
・反転術式を使える宿儺がわざわざ相手が再生できる範囲で切断することは考えにくい
ことと
・宿儺戦後に五条側にそんな芸当ができる呪力が残っていること自体が考えにくい
以上のことから可能性②は極めて低いと考えられます。
復活しない理由について
復活しないであろうとすればこれにもいくつか理由があります。
理由①空港の妄想にて五条悟が満足して死んでいったことがわかる
236話にて五条悟が夏油傑ら元高専の仲間達と空港にて再開するシーンがあります。
この話から五条悟も七海も後悔ない死に際を選択できたようです。
宿儺との戦いに悔いを残していたり,やり残したことがあるような発言が見て取れれば可能性もなくはなさそうですが,これだけ満足した死に際を迎えたキャラクターを復活させる理由が見当たらないことも五条悟復活の否定的な理由の一つです。
理由②復活しても強力な戦力にはなるが活躍の場は乏しい
五条悟の持つ無下限呪術はすでに宿儺の習得した世界を断つ斬撃により宿儺に対する対抗手段になりません。
とはいえ五条悟が復活すれば味方側にとっては強力な戦力になるでしょう。
しかしここで五条悟が復活して主人公である虎杖悠仁以上に活躍したとなれば主人公である虎杖があまりに不憫であるように感じます。
結論:五条悟復活の可能性はゼロではないが可能性は低い
結論,五条悟の復活ですが可能性は低いんじゃないかなと思います。
年内完結が噂されている呪術廻戦ですが今後の展開が楽しみです。