ドラゴンボールにおいて悟空の前に立ちはだかった最強の敵といえば
・力の大会において“身勝手の極意“に覚醒した悟空と互角以上に戦ったジレン
・映画『ドラゴンボール超 ブロリー』にてスーパーサイヤ人ブルーに変身した悟空&ベジータすらも圧倒したブロリー
この両者を上げる人は多いはずです。
今回はそんな両者が戦った場合どちらに軍配が上がるのか考察していきたいと思います。
ジレンの強さ
第11宇宙の中でジレンの次に強いトッポを倒したベジータ
ジレンの戦闘力を考える時のヒントとして参考になるのは、一番記憶に新しい「力の大会」で繰り広げられていた戦いではないでしょうか。
「力の大会」の終盤最後の最後まで残っていたメンバーとして目立っていたのは、第7宇宙の悟空、ベジータ、フリーザ、人造人間17号。そして第11宇宙のジレン、トッポでした。
第7宇宙と第11宇宙の戦いの中でも、トッポとベジータの戦いはかなり激しいものでもあり、感動的な場面も多く作られていました。
ちなみにそれ以前のシーンでは、トッポとゴールデンフリーザとの戦いも行われていましたが、破壊神化したトッポにフリーザは全く歯が立ちませんでしたが、ベジータは魔人ブウとの戦いでも使用した大爆破によって、最終的にトッポに勝利することができました。
「力の大会」での圧倒的なジレンの強さ
その後、悟空、ベジータ、人造人間17号は、3人がかりでジレンに戦いを挑みますが、悟空(スーパーサイヤ人ブルー界王拳)とベジータ(スーパーサイヤ人ブルー進化)での強力タッグであったにも関わらず、ジレンの圧倒的な強さに全く歯が立ちませんでした。
似たような状況として『ドラゴンボール超 ブロリー』においても悟空とベジータはスーパーサイヤ人ブルーの状態でブロリーに挑んでおり、全く歯が立ちませんでした。
つまりジレンとブロリーに共通しているのはどちらもスーパーサイヤ人ブルーに変身した悟空&ベジータを蹴散らしている点で少なくともジレンもブロリーもスーパーサイヤ人ブルー以上ということです。
「力の大会」でどうやってジレンは敗れたのか
ここからジレンがどうやって「力の大会」で、第7宇宙のメンバーに敗れたのかというと、ベジータはジレンとの真っ向勝負の途中で体力を使い果たし、残りの気を悟空に託して敗れてしまいました。
そしてジレンとの戦いの後半で悟空は覚醒し、身勝手の極意(兆し)を覚醒し、ジレンとの戦いのなかで身勝手の極意を極めていきます。
ですが、悟空にはまだ神の領域である身勝手の極意に耐えうるだけの体の強さがなく、途中でボロボロの体になって倒れ込んでしまいます。
そんな危機的な場面で突如復活し姿を現したのが、姿を消していたフリーザと人造人間17号でした。
この二人がどうにか時間を稼ぎ、最終局面でどうにか悟空が復活し、フリーザと人造人間17号の3人がかりで再度戦いに挑み、最後には悟空とフリーザ2人がかりでようやく会場の外に押し込みジレンに勝利。第7宇宙は「力の大会」で優勝することができました。
ジレンに対する分析まとめ
この流れを振り返ってみると、どれだけジレンが高い戦闘能力を持っていたのかを知ることができます。
ジレンの強さを知る上でのヒントとして、ベジータ(スーパーサイヤ人ブルー進化)、悟空(スーパーサイヤ人ブルー界王拳)、人造人間17号、この3人の戦闘能力を合わせてもジレンを超えることができないというのは、かなり参考になります。
ブロリーの強さ
悟空&ベジータ VS ブロリー
次にブロリーの戦闘能力について考えていきます。ブロリーはこれまでドラゴンボールの映画版で何度も登場していますが、今回はドラゴンボール超でのブロリーを対象としていきます。
記憶に新しいものとして、ドラゴンボール超の映画「ブロリー」をチェックしてみると、ブロリーの戦闘能力を判断することができるヒントがたくさん隠れています。
まずベジータとブロリーとの一騎討ちで、ブロリーは序盤負けていました。この段階のブロリーはまだスーパーサイヤ人には変身しておらず、通常の状態での戦闘を繰り広げていました。ちなみにこの時点ではベジータはブロリーの成長スピードに驚いてはいたものの、スーパーサイヤ人ゴッドの力でブロリーを圧倒しています。
ですが、段々と本領を発揮し始めたブロリーはスーパーサイヤ人化し、とうとうベジータ(スーパーサイヤ人ゴッド)のパワーにも耐えられるようになっていきます。
ベジータは途中で悟空と交代。悟空も通常のスーパーサイヤ人からゴッドへと変身していきましたが、ブロリーにボコボコにやられてしまいます。
このままでは悟空もベジータもやられてしまいそうなので、2人がかりでスーパーサイヤ人ブルーに変身しブロリーに挑むものの、フリーザによって父親を殺されてしまったブロリーは暴走を始め、とうとう2人がかりでも手に負えなくなっていきます。
暴走したブロリーの強さ
スーパーサイヤ人ブルーになっている悟空とベジータ2人がかりでも、全く歯が立ちませんでした。
そこで悟空の提案で2人はフュージョンすることになるわけですが、ゴジータになってすぐもブロリーを圧倒できるわけではなく、途中でスーパーサイヤ人ブルーに変身し、そこからようやくブロリーを圧倒し始めます。
ちなみに悟空とベジータがフュージョンのことで話し合っている間、ゴールデンフリーザはブロリーにボコボコにやられています。
暴走しているブロリーの強さはとにかく凄まじく、一気にケリをつけなくてはいけないほど、暴れ続けるブロリーに対して、ゴジータはいくつもの大技を繰り出しますがなかなか決着は付かず、最終局面でゴジータが最後の大技を繰り出そうとした瞬間に、ブロリーがやられてしまうことを恐れた仲間によって、ブロリーは神龍の力で元いた星に飛ばされてしまったのでした。
ブロリーの戦闘能力まとめ
・ブロリーが悟空とベジータを圧倒していたのは、フュージョンをする前の段階まで。
・ゴールデンフリーザは全く歯が立たなかった。
・ゴジータ(スーパーサイヤ人ブルー)でようやく暴走を止め始めるレベル。
ということになります。
映画「ブロリー」では悟空が身勝手の極意や界王拳を使っていないため、ジレンとの戦いとはまた違った状況とはいえ、ブロリーの戦闘能力を考えるだけのヒントは多く見つけることができます。
ここまでの話を整理
■ジレンの戦闘能力
・ベジータ(スーパーサイヤ人ブルー進化)、悟空(スーパーサイヤ人ブルー界王拳)、人造人間17号、この3人の戦闘能力を合わせてもジレンを超えることができない。
■ブロリーの戦闘能力
・ブロリーが悟空とベジータを圧倒していたのは、フュージョンをする前の段階まで。
・ゴールデンフリーザは全く歯が立たなかった。
・ゴジータ(スーパーサイヤ人ブルー)でようやく暴走を止め始めるレベル。
このヒントを参考に、どちらが強いのかを考えていきます。
ジレンに対して、悟空とベジータに加えて、人造人間17号が共に戦ったとしても、歯が立たないというのは、暴走しているブロリーに悟空とベジータが2人がかりで戦っても歯が立たないのと近い状況にあると考えることができます。
人造人間17号はアニメの中で悟空(スーパーサイヤ人ブルー)と互角の勝負をしていました。それだけの強さを持ち合わせてはいますが、その強さを合わせるとしても、フュージョンしてゴジータとしてブロリーに挑むだけの力が17号の力に備わっているとは考えにくい部分があります。
フュージョンの力を参考にして考えてみると、暴走しているブロリーはジレンと互角か、それ以上の力を秘めているのではないかという予想ができます。
ですがひとつ引っかかるのは、ブロリーが暴走し始めると、自我を忘れ意表を突かれると一瞬でやられてしまうのではないかということです。
相手の状況を暴走したブロリーが読み取れない点で言えば、戦いの経験が豊富であるジレンの方が、現時点では一歩上手なところも考えられます。
まとめ
最後に様々な状況を踏まえてまとめていきます。
悟空とベジータはジレンを圧倒することできなかったものの、2人と同等かそれ以上の力を秘めたブロリーが、ジレンともし戦ったとしたら、悟空とベジータがブロリーと戦っていた時と同じように、その秘めたブロリーの力にジレンを驚くかもしれません。
ですが現時点では、次第に暴走する姿を見て、冷静な判断ができるだけの経験を持つジレンであれば、上手くブロリーを圧倒することも十分可能ではないかと今回は考えました。
共通して言えるのは、悟空とベジータ2人がかりではどちらも簡単には圧倒できないということ。そしてジレンもブロリーも、ゴールデンフリーザを圧倒するだけの力を持っているということです。(ゴールデンフリーザの強さ自体は、既にもう弱体化してきていますので、それほど参考としては強くはありませんが)
そして今後の話の進行によっては、ブロリーが何らかの進化を遂げる可能性も十分考えられます。最新映画「スーパーヒーロー」では、ビルスの星で悟空たちと一緒に修行している場面が出ていますから、今後の予想外な展開にも期待したいところです。