今回はスマホの動きが遅い時にすぐに実施できる改善方法と原因を紹介します。
スマホの動きが遅い!すぐに試せる改善方法
スマホの動きが遅いと感じたら?
もちろん経年の劣化もありますが人為的に改善できるものや、普段のスマホのケア不足によるものもあります。
今回はスマホの動きが遅いときにすぐに改善できる方法を紹介していきます。
改善方法その①『電源の再起動』
スマホは画面が消灯している時も常に動き続けています。
わかりやすい例えでいくと画面が消灯していてもLINEの通知はすぐに来ますし、メールが届いてもスマホはすぐに知らせてくれますよね。
パソコンは数分キーボードの反応がなかった時、自動的にスリープモードに入ります。
パソコンを使っていても皆さん眠る時にはシャットダウンしますよね。
その時にパソコンは人と同じく睡眠に入っています。
脳みそ(OS)を休めています。
しかしスマートフォンの場合どうでしょう?
眠る前に電源を落とすことはあまりないと思います。
むしろ翌日のアラームはスマホでなんて方も多いのではないでしょうか?
その間スマホは活動を止めること無く動いています。
例えば時計のアプリやLINEもいつきても画面に表示できるように脳みそ(OS)は待機しています。
つまり眠ることなく待機していることになります。
スマホが眠る時、つまり電源が落ちた状態になることは月に一度でもまず無いでしょう。
つまりスマホは不眠不休のまま一ヶ月行動していることになります。
時間で言うと24時間✖️31日=744時間
OSとはスマホ本体の脳みそと言える部分です。
つまり全てのアプリの動きを常に監視しユーザーの希望に応えてアプリの立ち上げ、終了を行います。
つまり一ヶ月不眠不休で常にアプリの監視を行なっているのです。
想像してみてください。一ヶ月不眠不休でスマホアプリの交通整備をやってのけているのです。
人間ではまず持たないですよね。
しかしスマホの場合、人間のように一日電源を落として眠らせるなんてことは必要ありません。
電源再起動により一度本体の中身がリセットされますのでそれでOKです。
ただし起動しているアプリがあったらそのアプリも強制的に終了されてしまうので注意が必要です。
改善方法その②『ソフトウェアのアップデート』
電源再起動でも改善が見られない場合に次に試してほしいのがソフトウェアのアップデートです。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんがソフトウェアのアップデートとはスマホにとってとても重要な作業と言えます。
この作業を行うことによって改善する症状も多くありますし、そもそも今上がっている不具合がメーカー側にお客様の声として上がっていて、その改善を目的としてアップデートが作成されている場合もあります。
ただアップデートを行う際はおよそ20分〜60分程度スマホを操作することができなくなるのでスマホを使わない時間帯に行うのがオススメです。
また、アップデートを行なっている際に充電がなくなってしまうと更新することが出来なくなってしまうのでスマホのバッテリー残量を十分に確保した上で行なってください。
他にも注意したい内容としてスマホのアプリによっては新しいOSのバージョンに対応していない場合があったり、アップデート初期の場合バグが見つかり操作性が悪くなってしまうことも稀にあります。
対策としてある程度レビューが上がってきてからアップデートを実行するというのも一つの手段ではあります。
ただ、スマホを利用する場合メーカー側もセキュリティ保護の観点からアップデートは最新の状態でスマホを使用することを推奨していますので、僕個人の意見としてはアップデートに対してはそこまで敏感になりすぎず都度更新していってもいいのかなと思っています。
改善方法その③本体の空き容量を十分に確保する
本体のメモリーが不足することによってスマホ本体の動きが鈍くなってしまうこともあります。
目安として本体のメモリー容量の20%は確保してすることを推奨するメーカーは多いようです。
つまりスマホ本体の容量が64GBの場合12GB〜13GBくらいの空き容量は確保しておくことが望ましいとされます。
主に本体のメモリーを圧迫する原因として写真や動画、音楽やインストールしているアプリケーションなどが挙げられます。
あまりに本体の空き容量が少なくなってしまうとスマホ本体の動きが遅くなる原因にもつながってしまいます。
対策としてSDカードやパソコンにスマホの写真、動画データを移すことや不要な写真や動画、アプリケーションを整理することが挙げられます。
本体の空き容量については設定→ストレージ(iPhoneの場合設定→一般→iPhoneストレージ)から確認することができます。
改善方法その④バックグラウンドで動いている常駐アプリを終了させる
スマホの本体は同時に扱えるアプリの容量が決まっています。
主にRAMと呼ばれるこの容量ですが、よく作業机に例えられます。
作業机の上で複数の作業を行う場合、スマホごとに作業机の大きさは決まっています。
もちろんスマホの性能が高い場合はこの作業机も広くなっていきます。
スマホの作業机が埋まっていった場合、ユーザーが新たにアプリを立ち上げても作業机に空きがないとスマホは新たな作業を行うことができません。
LINEやカメラなど基本的にはユーザーが指示したアプリを作業机に立ち上げるのがスマホの脳みそであるOSの役割ですが、中にはユーザーの指示がなくても動き始めるアプリもあります。
例えばウィルスバスターなどのアプリがそれにあたります。
それらのアプリはバックグラウンドと呼ばれるRAMのスペースで仕事をしています。
バックグラウンドは日本語で背景を意味します。
よく『音楽をバックグラウンドで再生する』などと言う言葉を耳にしますが、メインのアプリを立ち上げつつも背景で音楽を再生し続けることを意味しています。
話が元に戻りますが、ウィルスバスターのアプリはスマホに異常がないかを見張る警備員のような役割を担っていますので、ユーザーが特に指示しなくてもバックグラウンドにて常に作業を行なっています。
特に複数ウィルスバスターを設定している場合はそれだけで作業机が何割か埋まっていることになりますので注意しましょう。
他にも自動的に立ち上がりバックグラウンドに居座るアプリもあります。
スマホの場合機種によってはスマホの設定→メモリにてバックグラウンドで起動中のアプリの一括終了ができるものもあります。(iPhoneの場合ホームボタンを2回押して出てきたアプリを上にスワイプすることでバックグラウンド起動中のアプリを完全終了することができます。)
また電源の再起動でもバックグラウンドアプリの強制終了ができます。
改善方法その⑤本体の動作を不安定にしているアプリを消去する
次に確認していきたいのはスマホ本体の動作に悪影響を及ぼすアプリが入っていないかどうかです。
スマホ本体の動作が重い時には特定のアプリが本体の動作を不安定にしている場合もあります。
「特定のアプリをインストールしてからスマホの動作が重くなった」
ということであればインストールしたアプリが原因となっている可能性も考えられます。
思い当たるアプリがあれば削除してみるのもひとつの手です。
アプリの消去についてはアプリのアイコンを長押し→アンインストールで削除することが可能です。
また動作不安定の原因がアプリにあるのか切り分ける方法がありますのでそれを以下で紹介していきます。
セーフモードで端末を起動する
スマホにはセーフモードという機能が搭載されています。
セーフモードはスマホを最低減の機能のみ使える状態で起動するのでアプリの影響を一切受けません。
つまりセーフモードで起動して動作不良が見受けられない場合、動作不良の原因はアプリにある可能性が高いということです。
セーフモードでの起動方法(スマホの場合)
①電源ボタン長押し
②出てきた『電源OFF』アイコンを長押し(出ない場合は『再起動』アイコンを長押し)
③出てきた『セーフモード』アイコンをタップ
セーフモードでの起動方法(iPhoneの場合)
①iPhoneの電源を切る
②音量の+ボタンを押しながら電源ボタンを押す
③Appleのロゴマークが表示されたら電源ボタンのみ離す(+ボタンは押しっぱなし)
④そのまま待つとiPhone起動時のパスコードを求められるので入力
以上にてセーフモードでの起動が可能です。
元に戻す場合はそのまま電源を入れ直せばOKです。
まとめ
いかがでしょうか。
今回はスマホの動きが遅い時の改善方法をいくつか紹介しました。
すぐに実行できるものを紹介していますのでスマホの動きが遅いと感じたらぜひ試してみてください。
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