金色のガッシュにおいてガッシュに立ちはだかった最強の敵といえば ガッシュの兄であり、圧倒的な身体能力、そして全ての物事に対して即座に答えを出せる『アンサー・トーカー』の能力を誇り、間違いなく作中最強クラスであるデュフォーをパートナーに持つファウード編のラスボス、ゼオン・ベル。 そして最強呪文である『シン』級の呪文をいくつも持ち、消滅の力を誇る最凶最悪の魔物クリア・ノート。 この2名の魔物を最強候補と呼ぶファンは多いはずです。 今回はそんなゼオンとクリアが戦った場合どちらに軍配が上がるのか考察していきたいと思います。 まずはそれぞれの魔物とパートナーを紹介していきます。
ゼオン・ベル
ファウード編のラスボスであり、ガッシュの双子の兄にあたるゼオン。 初登場は48話とかなり早い段階から登場していますが、ガッシュと直接ぶつかり合うのは257話と全323話のガッシュでもかなり後半の方。 ガッシュの魔界時代の記憶を奪った張本人でもあります。 ゼオンはガッシュの前に姿を表す前からガッシュ付近の魔物の前に姿を現し、ガッシュにそっくりで強大な魔力を持つ魔物の存在を暗に示します。
ゼオンとデュフォーの強さを象徴するシーン①VSロップス&アポロ
ゼオンの強さを象徴するシーンといえば今までの敵とは異次元の強さを誇り、当時ガッシュ達のライバル的な立ち位置にいたたロップスとアポロを難なく倒してしまったことです。 ロップスとアポロのペアは清麿とガッシュがこれまでに戦ってきた魔物達とは一線を画すほどの強さを誇り、清麿が一時的に戦意を失うほどの相手です。 特にロップスのパートナーであるアポロは作中でもトップクラスに位置するパートナーであり
- アンサートーカーを持ち心の力もトップクラスのデュフォー
- アンサートーカーを持ち戦術性も高い清麿
- 弱小な魔物くらいであれば単体でもKOできるほどの身体能力と膨大な心の力を持つシェリー
などと並んで、強豪の一角として比肩されることもあります。 アポロの特殊能力は敵の動きを読み危険察知能力と相手の心を感じとる力であり、初めて見た術でも難なく対応することがでぎす。 清麿らが持つアンサートーカーの能力の下位互換もしくは同様の能力と見られることもありますが、実際にアンサートーカーの能力では回避不可能であると考えられる突然の落下物にも対応するなどアポロの能力はアンサートーカーの完全なる下位互換とは言い難い部分があり、ある種の勘に近い能力だと思われます。 作中では清麿に「今まで戦った誰よりも強い!」とまで言わしめ、清麿ですら一時的に勝負を諦めかけるほどの強さを誇っています。 アポロらに関しては戦った相手が悪かったと言わざるを得ず、物語終盤まで残っていれば間違いなく強豪の一角に位置していたものと思われます。
ゼオンとデュフォーの強さを象徴するシーン②VSリオウ&バニキス
ゼオンの圧倒的な強さを象徴するもう一つのシーンといえば、ファウード編で見せたリオウとの激闘も一つのシーンです。 リオウはガッシュに登場する魔物の中でも決して弱い魔物ではなく、ファウード復活のために集めた強豪の魔物達ですら、単体でリオウを倒すのではなく徒党を組んでリオウからファウードの力を奪うつもりであった辺り、リオウ個人の実力も十分脅威であることが伺えます。 身体能力もラウザルクをかけたガッシュに競り負けないほどの腕力を誇り、最強術の“ファノン・リオウ・ディオウ”はザグルゼムで強化したバオウザケルガを相殺するほどの威力を持ちます。 さらに加えて禁術すら持ち合わせている辺り、リオウもそこら辺の魔物と比べても一線を画すほどの実力を誇ることがわかります。 そんなリオウですらゼオンの前では赤子同然であり、呪文の力の差も明らかでした。 ギガノ級の呪文を中級呪文の“ザケルガ”に破られた末、発動した禁呪”ギルファドム・バルスルク“ですらゼオンの上級呪文を引き出すのに至りませんでした。 物語のボス的な立ち位置であるリオウでさえ、ゼオンを相手取るには圧倒的な力不足感が否めませんでした。
ゼオンとデュフォーの強さを象徴するシーン③VSガッシュ&清麿
アンサートーカーを覚醒させた上に術の力も格段にパワーアップし、ファウードの力を得たロデュウでさえ一方的に倒してしまうほどの力を得たガッシュと清麿。 リオウを赤ん坊のように倒してしまったゼオン&デュフォーとの実力差も肉薄するものがあると思われたもののまだまだ実力の差は大きく
- 清麿とデュフォーのアンサートーカーの練度の差
- 僅かながら上をいくゼオンの呪文の力
- ゼオンの圧倒的な身体能力
などの差からじわじわと追い詰められていきます。 二人の戦いを見ていた恵はまるで詰将棋のようにじわじわと追い詰められていると発言しています。 死の淵に立ちパワーアップを果たしたガッシュと清麿でさえゼオン&デュフォーと互角に戦うまでには至りませんでした。
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ゼオンとデュフォーの強さを象徴するシーン④バリーのライバルキースですらゼオンには敵わない?
ガッシュを実質敗北に追い込んだバリーとライバル関係にあるキース。 大人以外に負けたことはなく、西の地では敵なしだったと発言するキースですが、
オレを倒せる魔物の子は、王族などの位の高い奴で、特別な教育を受けた奴らや… 噂に聞いた竜族の2体の神童、エルザドルとアシュロン。 こいつらのように、大人でも手に負えぬ、数名だけだと思っていた…
この発言のシーンにゼオンとブラゴそしてアシュロンとエルザドルのシルエットが写り込んでいます。
これら4体の魔物は西の地で最強の魔物の子であったキースですら勝ち目はないと見込んでおり、そこに含まれているゼオンはやはり魔物の戦いに参加した子供の中でも別格な存在であると言えそうです。
クリア・ノート
金色のガッシュに登場する魔物の中でも別格の存在であり、クリアが最強と言われる所以は
- 呪文の力が消滅というチート能力
- 身体能力も桁外れに高い
- 最強呪文『シン』級の呪文をいくつも操る
- パートナーの心の力も凄まじい
- 竜族の神童であるアシュロンでさえ敵わない
といったところにあります。 ガッシュとブラゴを相手にした最終戦では2体1でやや押され気味ではあったものの2体の魔物を相手にほぼ互角の勝負を繰り広げています。 弱点など皆無に感じますが、唯一弱点とされているのがパートナーであるヴィノーの存在です。 心の力こそ凄まじいものの、赤子のような見た目で個人での戦闘能力は皆無に等しく、普段はクリアの力を半分割いたバリアに守られています。 デュフォーのアンサートーカーやシェリーの戦闘能力のように戦闘において純粋な魔物の力以外の力が付与される魔物に比べるとどうしてもクリアはハンデを背負っている感が否めません。 もしクリアのパートナーがデュフォーに比肩するほどのパートナーであった場合、それこそ手が付けられなくなるためクリアの力を考慮した上ではある種バランスがとれていると言えるのかもしれません。 実際にゼオンとクリアを比肩する前に最終戦(クリア鎧戦時)のガッシュとゼオンの強さを比較してみましょう。
最終的なガッシュはゼオンを超えていたのか
最終のブラゴ戦のガッシュはゼオンを超えていたのかという点ですが、デュフォーの発言から
身体能力、瞬発力はゼオンに近づくことができる。 だが、ゼオンが使っていた「瞬間移動」は無理だ。 特別なトレーニングが必要で、最低でも4年はかかる。 バオウももっと強く鍛える方法を教えた。
とあることから身体能力はゼオンとまでとはいかないもののゼオンに近づけること。
またゼオン戦では僅かにゼオンに押されていたガッシュの術もクリア戦においてクリアが 「術自体の威力も上がった」 と発言していることから術自体の力はゼオンと同等程度かそれ以上であることが伺えます。 さらに最大呪文のバオウザケルガもデュフォーの指南により威力を上げています。 ただしパートナーである清麿とデュフォーの差ですが、アンサートーカーの能力を最終的に同等だったとしても憎しみによる凄まじい心の力があります。(ガッシュとの戦いで憎しみによる力は失われた可能性もありますが) その点デュフォーの方がパートナーとして優れているとすると
ガッシュ | ゼオン | |
身体能力 | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ |
術の威力 | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ |
最大呪文 | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ |
パートナーの能力 | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ |
瞬間移動の有無 | 不可 | 可能 |
と最大呪文でこそガッシュには劣るもののその他の部分ではまだゼオンに分があると思われます。
ゼオンとクリアどちらが強いのか
ガッシュ修行前のシャツ姿のクリアであればゼオン。 ブラゴと共闘した鎧を纏ったクリアあたりから僅かにクリアが上をいくようになってくるのではないかと思います。 しかし最大の問題であるのがクリアの持つ“シン・クリア・セウノウス”でそこに対しての対抗策がない以上ゼオンがクリアに勝つことは難しいのではないかと考えられます。 ただイフストーリーで考えるとシャツクリア戦時までゼオンが生きていてクリアが完全体になるまでにさらに10ヶ月あったことを考えれば、その間に対策を講じるにはゼオンとデュフォーであれば時間的に十分すぎるくらいです。 ゼオンとデュフォーの10ヶ月の伸び代を考えるとゼオンもシン呪文を覚え、クリアぐらいであれば難なく打ち破る可能性は高いと言えそうです。
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