村田版『ワンパンマン』184話にて名前以外の素性が謎に包まれていたS級1位のブラストがついに登場しました。
ブラストは自由意志の元にヒーロー活動を行っていることからヒーロー協会ですらその動向を把握できないヒーローでした。
サイタマ同様に趣味でヒーローをやっている人物であり、18年前にはS級2位の“戦慄のタツマキ“が彼に救われたことによりヒーローを目指すきっかけにもなった人物です。
サイタマとは無関係
趣味でヒーローをやっていることとスーツにマント姿という共通点からサイタマとの何らかの関係性があるのではないかとされたこともありますが、現時点ではサイタマとブラストは赤の他人である可能性が高そうです。
村田版『ワンパンマン』184話ではサイタマとブラストが初めて対面するシーンがあります。
ここでお互いが顔見知りであれば何らかのリアクションがあってもおかしくありませんが、特に何もなかったことからサイタマとブラストは赤の他人ということで間違いなさそうです。
ブラストの強さ
ほとんどが謎に包まれたヒーローであるブラストですが、残された逸話はS級1位の名に恥じないものばかりです。
『忍者の里』創設者であり最強の忍を倒した
「忍者の里」といえば”閃光のフラッシュ”や”音速のソニック”の生まれ故郷です。
ブラストはその『忍者の里』の創設者であり、最強の忍と謳われた『あの御方』と戦い意識不明に追いやっています。
そこに拍車をかけて“閃光のフラッシュ”が里の実力者達を殺害したことにより弱った里は、育成途中であった優良株を含めて壊滅してしまうことになります。
災害レベル“竜”ムカデ長老を瀕死に追い込む
災害レベル“竜”といえば単体での対処はS級ヒーローでも上位の者でないと難しいと考えられますが、「ムカデ長老」は災害レベル“竜”の中でもかなり上位の存在と考えられ、単体での対処が可能なのは戦慄のタツマキとメタルナイト位ではないかと思われます。
その災害レベル“竜”の中でも上位の存在と思われる「ムカデ長老」を瀕死の重症に追い込み撤退させています。
“閃光のフラッシュ“の蹴りをいとも簡単に躱す
村田版『ワンパンマン』184話では初めてブラストと対面した“閃光のフラッシュ”が本物のブラストかどうか確認すべく不意をついて蹴りかかりますが、ブラストはいとも簡単に躱してみせました。
これまでスピードを自慢にしてきたフラッシュですが、自分より速く動ける相手に遭遇し、あまりにも簡単に背後を取られたことにより額から汗が噴き出しています。
サイタマとブラストはどっちが強いのか?
いくらブラストがS級1位とは言え、サイタマレベルの超人であることは考えにくそうです。
サイタマは作者の発言で作中最強であることが確定しています。
ブラストは現在「ホームレス帝」らが“神”と呼ぶ存在と交戦中と考えられますが、その交戦によるものなのかスーツは汚れて額からは血のようなものが流れています。
恐らくこの“神“と呼ばれる者はサイタマが一撃で倒す可能性が高いのでしょうが、少なくともこの“神”と呼ばれる者はブラストを苦しめていることは間違いなさそうです。
底が知れないサイタマに対しブラストの底は徐々に見えつつあります。
やはりブラストではサイタマには勝てないでしょう。
ブラストの強さは怪人ガロウと同程度か
個人的な予想ではブラストの強さは怪人化ガロウよりやや上程度ではないかと考えています。
村田版『ワンパンマン』200話ではガロウVS閃光のフラッシュVS白金精子が激突しますが、当初互角に見えた3者の実力は怪人ガロウと白金精子が徐々に速度のギアを上げていくにつれて、ついて行けなくなったフラッシュは白金精子の一撃の元に沈んでしまいました。
その後も白金精子と怪人ガロウはさらに速度を上げて最終的には怪人ガロウが白金精子を打ち破ります。
つまりフラッシュ<怪人ガロウという構図が成り立ちます。
またフラッシュは184話でもブラストに最高速の蹴りを放ちますが、ブラストにはいとも簡単に最高速の蹴りを見切られています。
この描写からもフラッシュ<ブラストという強さの序列も成り立ちます。
つまり現時点ではS級1位のブラストと怪人ガロウの強さの序列は閃光のフラッシュよりは上ということになります。
ここからは描写を見ての個人の勝手な予想になりますが、ブラストがいとも簡単にフラッシュの蹴りを躱しすぎていることからブラストの速度は怪人ガロウを上回るのではないかと思います。
物語のバランスを考えてもS級1位ブラストの強さは覚醒ガロウよりもやや上と考えるのが一番自然ではないかと思いました。
ただし村田版『ワンパンマン』にはさらに上のガロウの最終形態があります。
覚醒ガロウ 宇宙的恐怖モード(コズミックフィアーモード)
村田版『ワンパンマン』で登場したガロウの最終形態。
“神”から得た力により至った姿で体表面に銀河が写り込んでいる。
そのため体表面から常に宇宙放射線が放たれており、耐性のあるブラストやサイボーグであるジェノスを除いては近付いただけで死に至ってしまいます。
ブラストの使用する次元操作も可能としており、借頸でコピーしたサイタマのマジ殴りとの併用は極めて凶悪です。
最終的にガロウは一時的に全力のサイタマと互角に渡り合うも、今まで比肩する対象のいなかったサイタマの伸び代にグングンと引き離され最終的には敗れています。
本気を出したサイタマと互角に渡り合ったガロウですが、サイタマとの激突前にブラストと戦う場面があります。
ガロウの力に加えて“神“の力をも手にしたガロウの連続パンチ(核分裂重力拳)を転送ゲートにて受け止め、対抗するブラストですが、余りのエネルギー負荷によりゲートが弾け飛んでしまいます。
このまま戦っていればいかにS級1位のブラストと言えども流石に部が悪かったのではないでしょうか。